卒業制作優秀作品集2022
生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻

O’HALLORAN Sebastian

未経験者のハードルを下げるモジュール式のアウトドア用品とエコシステム「Fluid」

技法・素材:素材=アルミ合金、真鍮、UV硬化樹脂、竹、ステンレス、ネオジム磁石、PCB(プリント基板)、網組ナイロン/技法=3Dプリント(UV硬化樹脂・PLA)、CNC切削、塗料調色
作品形態:アウトドア用品
サイズ:各組み立て REASSURE =H160×W85×D65mm、RELAX=H215×W205×D70mm、EXCITE=H205×W115×D115mm

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三密の回避のため自然の中で過ごす人が増え、アウトドアユーザーが劇的に多様化しています。なので、以前よりも幅広い人たちに対応できるアウトドア用品の「カタチ」が求められています。そこでEFE株式会社の水発電技術の利便性と自然との相性を活かして、今までにない適応性を持つプロダクト・エコシステムを考えました。超小型の水発電機を中心にして、多くのシーンに応じて組み替えられる部品を提供するエコシステムとなります。未経験者のニーズや成長に合わせたり、地球にやさしく修理性を向上させたり、最大限のコンパクトさと軽さを提供したりできます。それによって、「自然の中でしか満たせない原始的欲求」をより多くの人々に味わってもらえます。

担当教員によるコメント

E.F.E株式会社様との産学連携プロジェクトの提案作品です。『水発電の新たな価値創造』が彼の取り組んだテーマです。塩水とマグネシウム合金で発電を行う水発電。化石燃料による旧態依然の発電方法からサスティナブルな発電技術として、緊急対応や災害時発電機として注目を集めている製品をより身近に楽しめるツールへ、またモジュール式にすることでの汎用性提案。プロトタイプの完成度は4年間の集大成として群を抜いての完成度でした。加えて高く評価されたのは最終提案に至るまで繰り返した造形への執着、シチュエーションを考慮したカラー、素材、仕上げの拘りです。プロダクトデザイン教育の模範となる制作であり、実際の商品化に向けて企業からも高い評価を頂きました。

教授・中田 希佳

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