Jamais Vu 22-1/Jamais Vu 22-2/Jamais Vu 22-3/Jamais Vu 22-4/Jamais Vu 22-5/Jamais Vu22-6/Jamais Vu 22-7
新井 陽太
作者によるコメント
ガラスは透明であるという普遍的な認識。その認識が無くなる時、ガラスからは何が見えてくるのだろうか。
透明というガラスの特性を排除して造形することで、ガラスの新たな表情を表現し、ガラスが熱を帯びていたときの時間や記憶を想起させる。
担当教員によるコメント
新井は、溶けたガラスとアルミホイルを混ぜ合わせたものに息を吹き込むことで生まれる動きのあるガラスの形態に着目した。このガラスはアルミホイルを混ぜたことによって透明性を失った黒いガラスとなり、さらに表面を削りガラスに内包した気泡を出すことで、凸凹した表情を作った。このガラスの多様な表情を見つけ出したことが、卒業制作のテーマにした「時間と記憶」に繋がったと思える。このテーマに対する思考の過程が作品に昇華されたように感じられる。卒業作品は、ガラスの表情や形態を探る作業を真摯に行ったことが、ガラス造形の新たな可能性を感じられる作品となった。今後さらなる探究と制作活動の展開に期待する。
教授・池本 一三
- 作品名Jamais Vu 22-1/Jamais Vu 22-2/Jamais Vu 22-3/Jamais Vu 22-4/Jamais Vu 22-5/Jamais Vu22-6/Jamais Vu 22-7
- 作家名新井 陽太
- 作品情報技法・素材:ガラス、アルミホイル
サイズ:H300×W250×D470mm/H190×W100×D320mm/H270×W240×D520mm/H400×W250×D250mm/H460×W260×D270mm/H230×W220×D370mm/H300×W100×D200mm - 学科・専攻・コース
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