TAMABI NEWS 78号(ゲームクリエイター特集)|多摩美術大学
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©Konami Digital Entertainment©Konami Digital Entertainment現地取材は、芝生の感触まで体感できる貴重な時間。▲6 ©Konami Digital Entertainment※2018年6月末時点亀井智之=入社後、戦闘機や車のシミュレーションゲームの背景を経て、『メタルギア』シリーズに参加。2016 年より『ウイニングイレブン』の主に背景を担当するデザインチームのリーダーとして、クオリティ管理と向上に従事する。上=ヘリコプターで見た景色そのままに開発されたスタジアムの外観画面。遠くの街並みまで見事に再現。 下=光の強さを計測する照度計という機器で照度を計測しつつ、スタジアムの環境を360 度撮影。コ コ で も 活 躍 す る 卒 業 生亀井さんが手掛けた、『ウイニングイレブン 2019』のスタジアム画面。右は実際に取材した海外のサッカースタジアムの写真。このリアルさが迫力を放つ。人事担当者に聞くゲーム業界が、多摩美に期待することCG実写シリーズ世界累計販売 5,400万本突破※ の『メタルギアソリッド』を支えた活躍想定する一番の位置を常に超える意識で10カ国以上のスタジアムで現地取材を敢行コナミデジタルエンタテインメント 亀井 智之さん 01年油画卒CGディレクター ほか 根岸 豊さん94年グラフィックデザイン卒た分「利益を生む」ことが大前提ですし、想像して作るよりちゃんと見て作った方が短期間で制作できるという効率面、また「JAXA のデータを使った」という事実が宣伝効果につながることまで見越して計画し、社内プレゼンが通って、初めて実現するのです。制作現場では1週間に一度、作ったものを見せ合うレビューの場を設けています。デザイナーは「見せる」という場があると、物凄い能力を発揮するんですよ。皆何か人を驚かせるものを見せたいという思いが強いので(笑)。プログラマーなど、異なる職種の人にも意見を聞くと、的を射た鋭いところを突かれることが多いんです。こういった自分の作品を客観視する習慣が多摩美では日常的にあって、講評会で皆で描いた絵を評価し合う環境と同じですよね。自分の癖は自分で気づけないので、客観的に指摘し合う方が効率が良いのです。また多摩美では「ここまでやれば 1 番になれる」というところまで描いても、同等かそれ以上の人が必ずいることを知ったことも大きかった。社会に出るとさらにシビアで、「他社より更にいいものを作ろう」なんて当然の世界。想定する1番の位置を常に超えようと意識するようになったのは、多摩美での経験があってのことです。コナミデジタルエンタテインメント 事業推進本部プロダクト推進室 主幹 根岸 豊さん 明会を催したところ、予想以上に多くの学生が集まってくれました。その時、皆さん興味は持ちながらも、「デジタルに強くなければ進路としては難しいのでは?」と心配する方もいました。力がある皆さんには、ゲーム業界が求めるものや適性、魅力あるこの仕事のことをもっともっと知っていただき、情熱を持って飛び込んできて欲しいですね。以前、油画の学生向けに小規模な説コーエーテクモホールディングス 管理本部 人事部 横山知之さん ▲業界内に多摩美の卒業生は多く、世界中でヒットしている幾つものタイトルに関わっており、エンタテインメント業界をリードしていると言っても過言ではありません。VR 技術やeスポーツの誕生など開発環境やビジネスモデルが目まぐるしく変化するなか、世界を舞台に「今」ではなく「その先」にある“ 面白い ”の可能性に挑戦し超えていけるか。そのマインドに期待しています。※ 2018 年 5 月~ 7 月に取材したものです。KONAMIを代表するタイトルのひとつ『メタルギア』シリーズですが、亀井さんもチームに在籍していた2005 ~ 2015 年当時、デザインチームを見渡せば多摩美出身者ばかりでした。もちろん意図してのことではありません。実際に占めていたのはチーム全体の半数程度だったのではと思いますが、背景、キャラクターといった各班のリーダーなど特に重要なポジションに就いている人が多かったので、際立った印象だったのかもしれません。背景デザインのリードデザイナーとして、『ウイニングイレブン 2016』から携わり、主にサッカーのスタジアムのデザインを手掛けてます。実在するものな自分たちで考えて決めます。今回は上空からのカットを作るために、ヘリコプターをチャーターして撮影しました。すでに10カ国は取材に行っていますが、こうした本格的な手段を使ってリアルを追求できることは、デザイナーにとって最上のよろこびですね。山脈がかなり特徴的なスタジアムも手掛けたのですが、JAXA が所持する地形のデータが面白いのでぜひそれを使って作りたく、JAXAより使用許可を頂いて作成しました。もちろん、単にリアルな作品を作ることだけが目的ではありません。コストをかけので、実際に出向いてスタジアムの構造や質感を調べ、計測を行って制作します。今年 3 月には、ドイツに行き3Dデータスキャンを行いました。スタジアムにレーザーを飛ばして、実際の寸法を全部図るんです。本物に近いリアルな感じをどう生み出すか。その方法はすべて、背景を作成するために、3Dデータスキャンやヘリコプターを使ってリアルを追求ウイニングイレブンリードデザイナー

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