TAMABI NEWS 87号(日本画の伝統を超えて自由な発想が生まれる理由)|多摩美術大学
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です。選出作品『あそびの場所』は、≪役立たずの機械≫≪plants≫≪t-A≫≪t-B≫の4作品からなるインスタレーションです。コロナ禍に陥った2020年の春、公共空間へ出ることへの規制や自粛の影響で、子どもたちが公園の遊具で遊ぶことができない状況からインスピレーションを得て制作されました。福田さんをはじめ今回受賞した5名の作品を展示する受賞展が、3DVR技術を用いたオンラインで開催されています。『Terracotta Valley Wind Intsui Design』 Chenkai Guo, Baohua Sheng, Yilei Lyu, Yu Zhang『CY-BO』阿部憲嗣『Parity Violation 2』小山篤第23回グラフィック「1_WALL」展 石川さんの作品『The Balloon Catcher』金子勲矩『Useless Machine』≪役立たずの機械≫福田ひろあき WHD 85,50,30 (cm) Marble, Cast Iron, 45C (Iron), Circulator, Black Liquid,Mixed Media October 2020『海を見る朝市』蛯名桃子(4年時の作品)『街に花咲き商う未来』花島理咲(2年時の作品)17「LEXUS DESIGN AWARD2021」ファイナリストに大学院生チームと卒業生の2組が選出「LEXUS DESIGN AWARD2021」のファイナリストに、大学院統合デザイン1年のカク・シンガイさん、セイ・ホカさん、チョウ・ウさん、ロ・イチライさんら4名のグループと、13年プロダクトデザイン卒業・阿部憲嗣さんが選出されました。本アワードは、革新的なアイデアで豊かな社会やよりよい未来を創造する新進気鋭のクリエイターを発掘・支援することを目的としています。本年は66カ国2,079点のエントリーの中からファイナリスト6組が選出。うち2組を本学の在学生、卒業生が占める快挙です。ファイナリストは、LEXUSの公式HP・SNSなどのメディアを通じて世界的なプロモーションの支援が受けられます。「第10回ものづくり文化展」で卒業生が最優秀賞を受賞「第10回ものづくり文化展」で、02年油画卒業・小山篤さんが最優秀賞を受賞しました。本展は、優れたつくり手を顕彰し、ものづくり文化の発展に寄与することを目的に開催されており、プロダクトや工芸、キネティックアートなど、さまざまなジャンルの応募作品27点の中から、「油彩・数学・機械」を統合した小山さんの作品『Parity Violation 2』が「技術や実用性を超えて人の心を動かす」との高い評価を受け、最優秀賞に選ばれました。第23回グラフィック「1_WALL」展で卒業生がファイナリストに選出若手アーティストを発掘するコンペティションギャラリー「ガーディアン・ガーデン」の第23回グラフィック「1_WALL」展において、統合デザイン助手(17年テキスタイルデザイン卒業)の石川晶子さんがファイナリストに選出されました。また、審査員奨励賞には、メディア芸術助手(18年大学院デザイン修了)の岳明さんが選ばれました。本展は、ポートフォリオ審査による一次審査と、一対一で審査員とオンラインで対話をする二次審査を通過したファイナリスト5名が、一人一壁面を使って作品を発表するグループ展です。石川さんは布に刺繍やプリントをすることで花器や器を描き、新たな “陶芸” を行いました。「東京アニメアワードフェスティバル2021」で金子勲矩副手の作品が学生賞を受賞「東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)2021」で、グラフィックデザイン副手(20年大学院グラフィックデザイン修了)・金子勲矩さんの修了制作『The Balloon Catcher』が、学生賞を受賞しました。本年度より新設された賞で、コンペティション部門の短編アニメーションに応募された作品の中から日本国内の教育機関で学ぶ学生の作品を対象としています。金子さんの『The Balloon Catcher』が栄えある初代受賞作品に選ばれ、3月12日〜15日に東京・池袋で開催された「東京アニメアワードフェスティバル 2021」で上映されました。「sanwacompany Art Award」で彫刻の学生がファイナリストに選出「sanwacompany Art Award/ Art in The House 2021」で、彫刻3年・福田ひろあきさんがファイナリストに選出されました。本アワードは、現代美術の世界で活躍する気鋭のアーティストをサポートするとともに、「アートのある暮らし」を提案する作品と展示プランを選出するもの第18回主張する「みせ」学生デザインコンペで環境デザインの学生が優秀賞を受賞第18回主張する「みせ」学生デザインコンペで、21年環境デザイン卒業・蛯名桃子さんが優秀賞を受賞、同3年の花島理咲さんが入賞しました。公益社団法人商業施設技術団体連合会(JTOCS)主催の本コンペは、街づくりや店づくり等を含んだ商業施設づくりに対する意識啓発を図り、発想力や表現力を含んだ技術の向上に寄与することを目的に開催されています。蛯名さんは各地の港に持ち運べる船型の公共スペースのデザイン「海を見る朝市」を、花島さんは花びらのようなファブリックの屋根の下に移動商業や人が集う「街に花咲き商う未来」を提案しました。TAMABINEWS

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