TAMABI NEWS 88号(持続可能な社会の実現に向けて)|多摩美術大学
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ンテリア、ランドスケープなどの分野を専攻する高校生、大学生などを対象としています。受賞作品『FOREST REVOLUTION』は、周りの自然環境の状態によって自由に動かせる建物群で構成したオフィスデザインで、「自然を戻す建築形式」をテーマに有機と無機の共存を目指した「成長系建築」を提案したものです。審査員からは「都市の緑地にマイクロストラクチャーの村を挿入し、新たなコミュニティや自然との共生を示唆させる素晴らしい提案」と高い評価を受けました。代美術館賞を受賞しています。全ての応募作品が、徳島県各所で11月7日まで展示されました。本年度の卒業制作・修了制作展は、下記の開催を予定しています。八王子キャンパス学内展A日程日本画・油画・版画・彫刻・工芸・テキスタイルデザイン・環境デザイン・メディア芸術・情報デザイングラフィックデザイン・プロダクトデザイン・芸術学・統合デザイン・演劇舞踊・劇場美術デザイン『FOREST REVOLUTION』 王家文photo:Mie Morimoto  『Paper Crown』 渡邊加奈子『いまここ』 卞敏『Clap』ポスターPhoto:Courtesy-of-Kick-the-Machine-Films昨年の学内展の様子15TAMABINEWS「TERRADA ART AWARD 2021」のファイナリストに修了生が選出 寺田倉庫株式会社が開催する「TERRADA ART AWARD 2021」のファイナリストに、17年大学院油画修了・川内理香子さんが選出されました。本アワードの対象活動は広く、絵画、身体表現、音楽など、全ての媒体を含む現代アート作品全般です。今回は国内外から1,346組の応募があり、最終選考を経て川内さんを含めた5組がファイナリストに選ばれました。12月10日〜23日の間、東京・品川区の寺田倉庫イベントスペースにて「ファイナリスト展」を開催。会期中には各審査員賞が発表される他、一般投票が実施され、オーディエンス賞も決定します。「アワガミ国際ミニプリント展2021」で版画卒業生が準大賞ほか多数受賞和紙を使った版画作品の公募展「アワガミ国際ミニプリント展2021」で、04年大学院版画修了・渡邊加奈子さんの作品が準大賞に選ばれました。また、 14年版画卒業・岡田育美さんが優秀賞を受賞した他、20年版画卒業・滑良奈央さんがアワガミファクトリー賞を、TCL職員の18年大学院版画修了・杉山衿香さんが審査員小林敬生賞を、05年大学院版画修了の熊崎阿樹子さんが審査員徳島県立近「Portrait of Japan」で修了生がグランプリを受賞株式会社アマナIMAプロジェクト主催の「Portrait of Japan」で、21年大学院グラフィックデザイン修了の卞敏さんが、グランプリを受賞しました。本コンテストは、イギリスのメディア「1854」が運営する写真アワード「Portrait of Britain」の日本版として今年初めて開催されたものです。受賞作品『いまここ』は、コロナ禍の留学生が抱く未来への不安な気持ちを表現しており、審査員を務めた写真家ヘレン・ファン・ミーネさんにより選出されました。卒業生が2年連続でベネチア国際映画祭VR部門にノミネートVRアーティストの伊東ケイスケさん(10年グラフィックデザイン卒業)が監督を務めたVRアニメーション『Clap』が、第78回ベネチア国際映画祭バーチャルリアリティ(VR)部門「VENICE VR EXPANDED」に、アワードの選考対象となるコンペティション作品としてノミネートされました。ベネチア国際映画祭における伊東さんの作品ノミネートは、昨年の『Beat』に引き続き、2年連続となります。アピチャッポン特任教授がカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞大学院生対象の横断型プログラム「エクスペリメンタル・ワークショップ(EWS)」のアピチャッポン・ウィーラセタクン特任教授が監督を務めた映画『Memoria』が、第74回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞しました。イギリスの女優ティルダ・スウィントンを主演に迎えた作品です。アピチャッポン特任教授は2020年度に就任後、オンラインレクチャーなどを実施。今年度は来年3月上旬に「Memories」をテーマに対面での集中ワークショップを予定しています。2022年1月13日(木)〜2022年1月16日(日)2022年3月13日(日)〜2022年3月15日(火)B日程東京五美術大学連合卒業・修了制作展2022年2月26日(土)〜2022年3月5日(土)国立新美術館で開催予定卒業制作展

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