TAMABI NEWS 90号(留学で創る未来)|多摩美術大学
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「VOCA展2022」にて、17年大学院油画修了・川内理香子さんが最高賞のVOCA賞を、14年日本画卒業・堀江栞さんがVOCA佳作賞を受賞しました。今回で29回目となる「VOCA展」は、平面美術の領域で国際的にも通用する将来性のある若い作家の支援を目的に1994年から毎年開催されているものです。お二人のほか、11年油画卒業・齋藤春佳さん、13年同卒業・村田啓さん、17年同卒業・水上愛美さん、版画・迫鉄平非常勤講師が参加するTHE COPY TRAVELERSが推薦され、 3月11日〜30日、上野の森美術館で展示されました。TAMABINEWS90渡辺愛子「明日の忘れ物を探す日」左:前原翔一(「季刊誌やまびこ」ポスターを含む9作品で受賞)、右上:佐々木拓(文具メーカーのグッズ「KOKUYO MICROSCOPES」を含む12作品で受賞)、右下:竹田美織(「IENA」ラッピングツールを含む5作品で受賞)公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)が発刊する年鑑『Graphic Design in Japan 2022』の掲載作品選考会が行われ、グラフィックデザイン・大貫卓也教授の「HIROSHIMA APPEALS 2021」が第24回亀倉雄策賞とJAGDA賞を、同・服部一成教授の「原點 中平卓馬」「仲條 NAKAJO」がJAGDA賞を受賞しました。大貫教授の受賞作品はAR(拡張現実)を使用したポスター。スノードームに平和の象徴である白い鳩と「黒い粉」を封入したビジュアルを、AR専用アプリで観ると動き出すものです。7〜8月に受賞記念展が開催されます(P.20掲載)。AR専用アプリ「aug!」をダウンロードし、アプリを開いてポスターにスマートフォンをかざす「第40回上野の森美術館大賞展」で、01年油画卒業・渡辺愛子さんが上野の森美術館絵画大賞を、日本画4年・江越里南さんが優秀賞(ニッポン放送賞)を受賞したほか、12名の学生と2名の卒業生が入選を果たしています。本展は上野の森美術館が次代の美術界を担う個性豊かな作家を顕彰助成するため1983年に制定された公募展で、今回は714人から990点の応募があり、103点が入選。4月26日〜5月8日に上野の森美術館で展示されました。受賞作家には同館ギャラリーにて翌年に入賞者展、絵画大賞受賞者は翌々年に個展開催の機会が設けられています。左記年鑑選考会にて発表された「JAGDA新人賞2022」に、05年グラフィックデザイン卒業・前原翔一さん、10年同卒業・竹田美織さん、08年プロダクトデザイン卒業・佐々木拓さんの3名が選ばれました。これは今後の活躍が期待される39歳以下の有望なグラフィックデザイナーに贈られるもので、3名とも本学卒業生の快挙となりました。5月31日〜7月2日にクリエイションギャラリーG8にて受賞作品展が開催されたほか、6月30日〜7月18日には本学TUBにて第14回企画展「JAGDA新人賞展2022@TUB」を開催しました。川内理香子「Raining Forest」 大貫卓也「HIROSHIMA APPEALS 2021」ポスター10油画修了生の川内理香子さんがVOCA賞を受賞大貫卓也教授が亀倉雄策賞とJAGDA賞をダブル受賞油画卒業生の渡辺愛子さんが上野の森美術館絵画大賞を受賞JAGDA新人賞3名とも多摩美卒業生の快挙AWARDS

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