TAMABI NEWS 91号(新たな価値を生み出す場所)|多摩美術大学
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「キャンバスのようなキャンパス」を目指し、キャンパス内には多摩美の教員や多摩美に関係した芸術家たちが手がけた作品が、環境に溶け込むように点在しています。中には、つい見過ごしてしまうような場所にも。学生は常にホンモノのアートに囲まれながら友人と語り合い、作品制作に取り組んでいます。A:関根伸夫「空想」B:建畠覚造「Piled Cone」C:建畠覚造「オルガンⅡ」D:石井厚生「時空・140ー旅人ー」E:五十嵐威暢「Dragon Spine」F:工藤健「懐かしのマンドーラ」G:若林奮「振動尺 傾斜の中の手」H:笠置季男「力」I:小田襄「円と方形の啓示」J:リチャード・セラ「反転し合う直角、 ヘクサグラムの基礎板を取り囲むために」K:中井延也「暁」L:竹田光幸「走り行く手」M:長澤英俊「TINDARI」POINTART07図書館前の坂道は4.5%勾配(100m歩いて4.5m上がる)。人間工学的に負荷を感じずに登れる勾配で、原宿の表参道やパリのシャンゼリゼ通りと同じ構造です。図書館は、バス停に近く登下校の途中で寄りやすい場所にあります。知と創造の場であると同時に、アーケードギャラリーなどの交流の場にもなっています。JKGHILDAEBFCHIEDCBAイチョウウメイチョウ正門バス停 各所に凝らされた環境への配慮さくら通り楠並木ヤマモモセンサーを使って照明の明るさを調節する省エネシステムや、雨水を地下にある受水槽で溜めてトイレの排水に利用するなど、環境配慮に特化しています。北門 表参道と同じ4.5%の勾配 寄り道したくなる図書館の配置巨匠たちの彫刻が並ぶキャンパスという名の野外ギャラリー環境への配慮から図書館までまだまだあるこだわりの数々

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