TAMABI NEWS 92号(DX・NFT時代のキャリアを考える)|多摩美術大学
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伊藤さんがカタリストとして携わった展示/左:大阪の長居植物園にて公開されている「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」、右上:長居植物園にて季節限定で公開された《生命は闇に浮かぶまたたく光 - ヒマワリ》、右下:2023年1月29日(日)まで、広島の福山城を舞台に行われる「チームラボ 福山城 光の祭」062015年2019年都立産業技術高等専門学校入学Canon みんなが彩るLIFE with Camera写真展最優秀賞多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース編入学多摩美術大学 メディア芸術コース3年生有志学外展 2021『ツ__、』出展多摩美術大学メディア芸術コース卒業制作展 2021『OURAI』代表チームラボ入社2020年2021年2022年2022年作品展示で企画から制作進行などに携わる表現者のリテラシーを学べたことが基礎体力に「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」長居植物園©チームラボ 2022年4月にチームラボに入社し、「カタリスト」という役職で作品展示の制作に携わっています。カタリストの業務は幅広く、展示内容の企画から提案、制作進行、設営などを担います。インタラクティブな映像やシステムの開発を行う「エンジニア」や、社外の施工会社さんとも連携しながら、ひとつのアート展示をその始まりから展示期間が終了するまでの間、ずっと見届けるのが私たちの役目です。最近は、大阪市の長居植物園に常設している「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」という野外ミュージアムに携わりました。22年メディア芸術卒業これは、非物質的であるデジタルテクノロジーによって自然が自然のままアートになる「Digitized Nature」というプロジェクトによる展覧会で、昼間は自然豊かな植物園が、夜には光のアート空間となります。この場所に吹く風や雨、そこにいる人々のふるまいを受けてインタラクティブに変容していく作品を展示しています。チームラボはこの展示において、人々の意識が、作品そのものから環境に広がっていく場を模索していこうと思っています。実際にたくさんの人が見にきてくれてSNSに感想をアップしてくれる場面を目にするとやはり感動が大きいです。チームラボ《生命は闇に浮かぶまたたく光 - ヒマワリ》©チームラボ「チームラボ 福山城 光の祭」広島 福山城©チームラボ2022年3月に多摩美を卒業し、現在はチームラボで展示の制作に携わる伊藤銀児さん。高専時代には電子情報系の技術を学んでいた伊藤さんが、多摩美に編入して得た経験を聞きました。チームラボ カタリスト 伊藤銀児 ITO Ginji 多摩美 チームラボ高専 メディアについて基礎から学ぶため高専から多摩美へ学生時代の経験がカタリストという仕事につながった

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