TAMABI NEWS 97号(多摩美の建築)
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「日本パッケージデザイン学生賞2023」で学生が多数受賞、入選TAMABINEWS97 「日本タイポグラフィ年鑑2024」の受賞者が発表され、17年大学院グラフィックデザイン修了・深沢夏菜さんがグランプリ、23年同修了・李敏楽さんが学生賞グランプリを受賞。一般・学生の両部門で本学卒業生がグランプリを受賞する快挙となりました。日本タイポグラフィ年鑑は、さまざまなコミュニケーションで必要とされるタイポグラフィ・デザインの巧みな姿を収録した、海外でも評価の高い記録誌。国内外から多くの作品が寄せられ、審査委員と前年度のグランプリ受賞者による厳正な審査を経て、全出品作品の中からグランプリや部門ごとのベストワーク賞、審査委員賞が授与されます。ほかにも大学院情報デザイン2年・厲万千さんが学生部門でベストワーク賞を受賞。2024年4月に東京品川にて授賞式が開催される予定です。中国のアニメやマンガ、ゲームなどのエンターテインメント動画共有サービスbilibili(ビリビリ)が主催する、若手クリエーターを対象としたアニメーションアワード「第五届哔哩哔哩寻光计划小宇宙奖」で、 23年大学院グラフィックデザイン修了・リンジュンケンさんの『夜猫』が最高賞の金賞を受賞。また、同修了のキョガンさんの『Sewing Love』も実験的かつ前衛的な感覚を持つアニメーション作品に贈られる一种很新的东西賞を受賞しました。bilibiliは10代から20代のZ世代に人気のコンテンツを集めたエンターテインメントプラットフォームで、日本やアジア各国でも利用されています。パッケージデザインに興味のある学生を対象として2022年に新設された「日本パッケージデザイン学生賞2023」にて、統合デザイン3年・井原花奈さんが審査員特別賞 森孝幹賞を受賞。同3年・石川千夏さんが審査員特別賞 渡辺有史賞を受賞し、ほか多数の学生が入選を果たしました。同賞は公益社団法人日本パッケージデザイン協会(略称:JPDA)により、パッケージデザインの新しい魅力と価値を学生と共に発掘・伝播していくことを目的として新設されたアワード。第2回開催となる2023年は、「ひらく」をテーマとして作品が募集されました。入賞作品は『年鑑日本のパッケージデザイン』(隔年刊行)に収録される予定です。12パブリックアートの振興とこれからのパブリックアートを担う若手芸術家の育成を目的に開催される「第44期国際瀧冨士美術賞」で、彫刻4年・藤田野々さんの『border』が優秀賞を受賞しました。同賞は公益財団法人日本交通文化協会により、奨学金制度「瀧冨士美術賞」として1980年に創設。91年には対象を国外の美術・芸術系の学部を有する大学にも広げ「国際瀧冨士美術賞」と改称。現在の対象校は国内13校、海外7カ国12校となり、2023年までの44年間に計868人の学生が同奨学金を受けて美術・芸術のさらなる研究、制作活動に励んでいます。2023年11月15日には都内で授賞式が行われ、奨学金と賞状が贈呈されました。新進作家の動向を反映する「FACE2024」の受賞・入選者が発表され、03年大学院油画修了・六無さんが読売新聞社賞、大学院油画2年・東菜々美さんが審査員特別賞を受賞するなど、総勢10名の学生・卒業生が受賞・入選を果たしました。SOMPO美術財団と読売新聞社が主催するこのコンクールは今年で12回目の開催となります。「年齢・所属を問わず、真に力がある作品」を公募するもので、今年は全国から1,184名(※応募は一人一作品)の応募がありました。五次の「入選審査」と二次の「賞審査」を経て、国際的に通用する可能性を秘めた入選作品78点(内受賞作品9点)が選出されました。リンジュンケンさんの最高賞受賞作品『夜猫』深沢夏菜さんの作品『A Mountain of History』井原花奈『〼米』李敏楽さんの作品『書物について(彫刻・書写・印刷)』藤田野々『border』六無『狩猟図』日本タイポグラフィ年鑑2024で本学卒業生がグランプリ・学生グランプリをダブル受賞若手クリエーターを対象とした中国のアニメーションアワードで修了生が最高賞を受賞第44期国際瀧冨士美術賞(2023年)で彫刻学科の学生が優秀賞を受賞新進作家のための公募コンクール「FACE2024」で総勢10名の学生・卒業生が受賞・入選AWARDS

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