多摩美大入試ガイド 2019
38/130

美術学部 グラフィックデザイン学科 鉛筆デッサングラフィック052《評価ポイント》発想= 奥の方面からハンマーとノミで削り跡を作るシーンを描こうとした。描写= ハンマーの頭部が異常に大きい。そして、細い木彫用ノミが気になる。ハンマーを持つ手にも自然感が欲しい。《評価ポイント》発想= 繊細な石を使い繊細な技法で石を削るシーンを描こうとしている。描写= 右上から下ろされた左手と右手の持っている関係が上手くいっているが、受けとなる小指が人差し指に見える。《評価ポイント》発想= 粘土のような柔らかい石を削る姿を描こうとしている。描写= 両手の入り具合の構図は上手くいっているが、ノミが柔らかい材質(粘土質)をすくっているように見える。《評価ポイント》発想= 両手と石を並列させ、そこへ垂直にノミを配し整理された構図を狙っている。描写= 柄の細いハンマーとノミによって石を削るダイナミズムが弱い。その結果、材質が柔らかく力の入っているシーンが想像できない。

元のページ  ../index.html#38

このブックを見る