多摩美大入試ガイド 2019
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推薦111デッサン「静物」(4時間)【問題】与えられた3つのモチーフを組んでデッサンしなさい。【注意】1. 火気使用禁止。2. 質問には一切お答えしません。3. 記名票に受験番号・名前を必ず記入すること。4. 画面に受験番号・名前等を書くと失格になります。5. この問題用紙は持ち帰らないでください。【使用紙】いずみ(B3)●専門試験小論文(90分)【問題】「色と形」という題で、800字程度の文章を書きなさい。●推薦入学試験選抜方針推薦入学試験では、一般入学試験で評価しきれない「能動性」「広い視野と個性」をもった意欲的な人を求めます。新しい表現と出会いたいと思うこと、自分から動こうとする力が自立した表現者としての道筋になると考えています。そして作品と向き合っていくなかで培われていく思考力や持続力が自らの社会性を養うことになります。さらに、高等学校等とも教育的な連携を進めながら、真摯な姿勢で制作と向き合う個性豊かな人材の発掘をめざしています。実技試験「デッサン」 は、一般入学試験では、開設以来、一貫して言葉によるテーマを提示し“自由に表現”してもらうことを続けていますが、推薦入学試験では、対象を見つめる力をより重視し“静物”を出題します。基礎的な描写力や造形力を備えているか、制作に対する集中力と持久力があるかを判断します。また提出してもらう「作品」は、これまでに描いた鉛筆または木炭によるデッサンとし、どのような制作をしてきたかを見ながら「面接」を行います。「小論文」では、大学における教養教育を習得するうえで必要な基礎的な能力を幅広く有しているか、持論を有しながら文の構成や考えが的確にまとめられ小論文の体裁として整っているか、版画に対する興味・関心の高さがテーマ設定や文脈から読み取れるかを判断します。以上のことを総合的に評価し選抜します。●採点基準小論文・文の構成が整っており、考えを的確にまとめ、小論文の体裁が整っているか・版画に対する興味・関心の高さをテーマ設定、文脈から読み取ることができるか・大学における教養教育を修得するうえで基礎的な能力を幅広く有しているか・持論を有しているか・出題に対して真摯に向き合っているかデッサン「静物」・描写力 構図、立体認識、物質感・観察力 空間把握、物と物との関係を的確にとらえているか・創造性への可能性が感じられるか・新鮮な感覚、感性を持っているか面接・志望動機が明確であるか・持参した作品を基に、自分の意思を明確に述べられるか・学業や制作に意欲があるか・質問についての理解と返答の正確さ美術学部絵画学科 版画専攻〈自己推薦方式〉

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