入試ガイド2021|多摩美術大学
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■ ■●国語A(90分)●国語B(90分)●英語A(60分)●英語B(60分)●出題のねらい・意図今日の多様化する社会で、芸術に立脚し未来を切り開いていくためには、実践的教育に加えグローバルな視点に立った教養教育(リベラルアーツ)による領域横断的な学びが求められる。特に日本語の文章を理解する力、創造力や思考を言葉で表現する力、英語の読解力は、本学で教養教育を学ぶ上で必要な基礎的能力である。国語言語は思考の基盤である。情報の伝達の多くは言語を通じて行われる。それを正確に受けとめられるかどうかは言語能力にかかっている。そして感覚的なものをより確かなものにするためには、自分の感覚を言語化することが必要である。国語の問題は読解問題と小論文から構成される。読解問題は、文芸作品、エッセイ、評論などの文章から出題される。小論文は、与えられたテーマに対して自分の考えたことを論理的に整理し、日本語として正確に伝えることができる能力をはかるものである。対策としては、日頃から多くの文章に触れそれについて思考すること、そして自分が考えたことを正しい日本語で伝える習慣を身につけるように心がけることが重要であろう。英語アーティスト・デザイナーとして活躍するにあたり必要な、基礎的な英語力とそれに付随する論理的思考力をはかるため、文法力、語彙力、精読力(文章を丁寧に読み解く力)、速読力(文章の概要を読み解く力)を問う問題が出題される。日頃から英語の新聞や雑誌、小説などを活用し、様々な英語に馴染んでおいてほしい。高等学校までの英語力(読解力、テキストの結束性理解、文法力、語彙力)およびそれに付随する論理的思考力を身につけているかが採点の基準になる。美術学部 学科試験解答

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