入試ガイド2022
47/156

日本画油画版画彫刻工芸グラフィックプロダクトテキスタイル環境メディア芸術情報芸術学統合演劇舞踊劇場美術一般選抜 ■教員コメントそれぞれのモチーフの形態を丁寧に観察して描いた点は高く評価します。また、モチーフの配置も空間を意識した構成になっているため、物の存在感や空気感が表現されています。ただ、鉛筆のタッチが少々雑な箇所が随所にあり、そのことで量感や質感の表現を弱くしていることが惜しまれます。教員コメント各々のモチーフの形状や材質感を丹念に観察し、それを描き分けた描写力は評価できます。モチーフの配置を画面中央に密に組み合わせてしまったことで、空気感が感じられない画面になってしまったことが惜しまれます。空間を意識したモチーフの配置を工夫すればよかったと思います。教員コメント多少一部の形態に難はありますが、それぞれのモチーフを画面の中にダイナミックに構成していて力強さを感じます。また質感の違い描き分けようとする姿勢が見てとれます。モチーフ同士を寄り添わせた中でもしっかりと空間を捉えた表現になっていると思います。教員コメント全体に溢れる勢いのある鉛筆のタッチが画面全体を支配し、心地よく好感を持ちます。しかし勢いのあまり画面構成がかえって窮屈なところが気になります。モチーフの配置が場面の四隅に均等に収まってしまっています。モチーフを大きく扱うだけではなく、余白などを意識するともっと画面が実際より大きく感じられます。工芸《一般選抜》

元のページ  ../index.html#47

このブックを見る