入試問題集2023|多摩美術大学
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143[教員コメント]立体構成:流れるような曲面の構成はしばしば見られる表現ですが、上部のディテール・下部の面の変化・接地の仕方などが繊細で美しく、完成度の高い作品です。[教員コメント]立体構成:リズミカルかつ滑らかに水平方向へ広がっていく構成が特徴的で、光を受けて浮かびあがる影まで意識されている様に見えます。環境デザインでは、多様な視点で課題を把握し、空間を創造する力が求められます。例えば建築は「美術」「機能」「構造」の3つの柱で成り立つと言われています。それが美大に建築を学ぶ所以です。美術が得意な人だけではなく、数学や物理が得意な人、社会問題に対して関心の高い人も環境デザイン学科への適正があると考えます。選択A「空間デザイン」では、与えられた条件を理解した上で立体構成された空間を、総合的に評価します。「プレゼンテーション面接」では、空間デザインで制作した作品についてプレゼンテーションしてもらいます。制作意図(ボード):「道」のタイトルがそのまま立体構成を示している、明快でクリアな表現を評価しました。制作意図(ボード):子供たちの様子を描く具体的なイメージと解説によって「走り回れる幼稚園」のスケール感を把握できる作品となっています。選択B「企画デザイン」では、現在〜未来の社会をテーマとする出題に対して、課題を発見し、解決策を考え、様々な表現を用いて提案する力を、総合的に評価します。「プレゼンテーション面接」では、企画デザインの提案についてプレゼンテーションしてもらいます。選抜方針

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