入試問題集2023|多摩美術大学
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Art Department of ImatiandMednfor i iaCourseonDesgn 使用すること。2. ヘラや手など粘土以外のモノを描いてはならない。 2. タイトル票は左上になるように使用すること。3. 記名票は右上になるように使用すること。4. 作品内に文字の使用は不可とする。 「情報が創造する祝祭」 というテーマで情報デザイン学科 メディア芸術コース66鉛筆デッサン モチーフ一般選抜 | 専門試験鉛筆デッサン [3時間]2. 提出はデッサン紙のみです。3. 出題の内容に関する質問にはお答えできません。2. イラストボードの切れ端は試し塗り用紙となります。3. 出題の内容に関する質問にはお答えできません。その他は持ち帰ることができます。[採点基準]・見る力=対象の形を正確に捉え認識できるか・技術力=基本的な表現技術があるか・構成力=表現内容を組み立て配置ができるか・表現力=観察に基づく表現ができているか・完成度=課題が作品として完成しているか[出題のねらい]テーマとした「躍動」とは生き生きと動くことを表す言葉だ。動的であり、鼓動する身体や、変容する状態を指す。ダンスにおける重力に逆らう瞬発の力(エネルギー)や、生命感を感じる動きを想像してもよいだろう。与えられた粘土を用いて「躍動」をどう表すかが問われる。「躍動」をテーマとした彫刻物をどう制作するか。あるいはアニメや映像の表現で必要となる、動的な変容の過程をどう表すかといった映像的素養が問われている。出題のねらいは、デッサンの観察力と描写力だけではない。抽象的な造形の構成力、動的な状況をフレーム(場面)に収めて描き表す構成表現も、評価の対象である。立体物の造形と表画の技―従来のデッサンの素養だけでなく、映像的表現と、彫刻的表現の素養やアイデアの提示も評価のポイントである。[採点基準]・理解力=出題内容を正確に読み取れるか・発想力=自分自身のテーマを展開できるか・構想力=構想を具体的に組み立てられるか・表現力=表現したいことを形にできるか・完成度=表現が作品として完成しているか[出題のねらい]今日の「祝祭」とは、人々が集う「祭」や「宗教儀礼的祝祭」といった実世界(リアル・ワールド)での集団行為だけではない。情報世界で成立するオンライン・ゲームなどの「フェス・イベント」や、「バズる」もの、あるいは「炎上」といった、実態がない「情報世界の祝祭」もあるだろう。または情報により作り出された実世界の「流行」、さらにVRなどの技術により可能となった「祭り」も可能であろう。現代の社会でおきているこれらの事態について考察して、それらを「祝祭」という言葉で括るオリジナルな思考を問う。さらに自身のイマジネーションをどう他者に提示できるかという絵画表現(イラストレーション)を問う。「タイトル票」に記載する題名では、文字による説明だけではなく、どれだけキャッチーなコピーライトが添えられているかも問うが、あくまで参考程度の評価に留める。2023年2月9日(木)実施2023年2月10日(金)実施問題 | 「躍動」をテーマとして、条件 | 1. 用紙は横位置とし、記名票が右上になるように注意 | 1. A4の紙2枚は下書き用紙です。配布物 | 粘土/ヘラ/タコ糸使用紙 | ニューTMKポスター 特厚口ボード 両面/B3問題 | 「情報が創造する祝祭」 ということを考えて、条件 | 1. タイトル票に作品の題名を20字以内で記入すること。注意 | 1. A3の紙2枚は下書き用紙です。使用紙 | ニューTMKポスターボード両面張り/540mm×540mm与えられた素材を使用して造形を行い、デッサンで表現してください。そのテーマで視覚表現してください。ネットワークで繋がった現在の世界では、個人の映像作品が世界中で繰り返し再生され、 ツイートが新たな有名人や話題を作り出しています。インフルエンサーの投稿を発端とするブームや消費への影響もおきています。その一方でフェイクニュースや炎上と呼ばれる批判の集中が社会的な問題となっています。視覚表現をしてください。視覚表現 [5時間]

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