入試問題集2025|多摩美術大学
12/172

ntii,i ntiDepartmentofPangJapanesePangCourse絵画学科 日本画専攻102025年2月7日(金)実施2025年2月8日(土)実施鉛筆デッサン モチーフ水彩(人物) [6時間]鉛筆デッサン [6時間][出題のねらい]鉛筆デッサン入試の出題意図は、受験生の観察力、構成力、そして色彩表現をモノクロでどう描き分けるかを評価することにあります。今回のモチーフは、4色の風船、線香花火、虹色のデザイン缶、種入りの透明カプセルといった、質感や透明感、動き、色の違いが際立つものを組み合わせました。色彩の差をモノクロでどう描き分けるか、素材の違いをいかに捉えて表現するか、光と陰影を通して奥行きや空間をどう構成するかが重要なポイントです。採点では、観察力や描写力の確かさに加え、モチーフ同士の関係性を意識した画面構成力、質感・量感・透明感などの描き分け、そして画面全体としての完成度や表現力を総合的に評価しました。限られた時間の中でどれだけ自分の視点でモチーフと向き合い、魅力的な画面をつくれるかが問われる課題です。[出題のねらい]人物着彩の出題は立ちポーズと座りポーズを交互にとるモデルを描くことで、受験生の人物描写力と着彩表現力を総合的に評価することを目的としました。モデルは乳白色の折加工のワンピースを着用し、立ちポーズではピンクの柄スカーフを肩にかけて前方を直視、座りポーズでは同じ服装で椅子に座り、スカーフを肩と足にかけるポージングとしました。採点では、まず人物のプロポーションや構造を的確に捉えるデッサン力を重視し、次に布地の質感やスカーフの模様、折加工による光の変化など、服装の色の違いや描写の工夫も評価対象としました。また、構図の工夫や背景との関係性、色彩の調和といった画面全体の完成度も重要な基準とし、表現の深さと説得力が問われる課題としています。[採点基準]・発想=独自の創造性があるか・描写力=対象物に対して形、質、量感があるか・色彩感覚=独自な色彩の感覚があるか・理解力=出題を理解することにより、どう表現しうるか・表現力=自由な発想をいかに描写によって伝えられるか問題 | 「物語」をテーマとして、条件 | 用紙の縦、横は自由とする。注意 | 1. 缶の蓋は開けないでください。2. 火気は用いないでください。3. モチーフの持ち帰りはできません。4. 出題の内容に関する質問にはお答えできません。使用紙 | TMKポスター/650mm×500mm(木炭紙大) 問題 | 与えられたモデルを描きなさい。条件 | 用紙の縦、横は自由とする。注意 | 出題の内容に関する質問にはお答えできません。 ワーグマン中目/728mm×530mm 使用紙 | 一般選抜 | 専門試験 与えられたモチーフを描きなさい。鉛筆デッサン/水彩(人物)

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る