彫刻学科一般選抜総合型選抜学校推薦型選抜立体造形・デッサン119※立体造形・デッサンは同一作者の作品を掲載しています。[教員コメント]聴力の衰えについての記事がテーマ。デッサンでは鋭い観察と表現に執念深く取り組む姿勢が見て取れる。テーマへの食いつきは立体造形で発揮され、不安や悲しみを形に込めた。頭部に巨大な耳を配し、二つは自然な形で融合。360度の視点で鑑賞できる。作者は造形で物語る事の面白さを知っているのだろう。[教員コメント]作者は、子供の遊びに言及する記事を選択し、自画像では、髪遊びや泥遊びを連想するディテールを、大胆かつ繊細に組み合わせて描き、粘土制作では、アンフォルメルな形状を強調し、子供の伸びやかな造形力を表現した。いずれにせよ、遊びから培われる自由の重要性を提起しており、秀作となっている。
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