絵画学科 日本画専攻一般選抜総合型選抜学校推薦型選抜鉛筆デッサン/水彩(人物)11※鉛筆デッサン、水彩は同一作者の作品を掲載しています。[教員コメント]着彩、鉛筆デッサン共に筆圧が強く、作者の思いが画面全体にみなぎっている。更にモチーフを大きく大胆に捉える事で、作品に厚みを与えることに成功している。具体的に言えば、着彩は影になる部分の色の置き換え、鉛筆デッサンは動きを強調した画面構成に長けており、それぞれに印象深く、一見しただけで目を引く秀作である。[教員コメント]記憶や想いを乗せて空に漂う時間の断片が、風船と浮かぶ空き缶の語る幻想的な物語として描かれている印象だ。そして、着彩の方は柔らかな光に包まれた少女と背景に晴れ晴れした空が描写され、繊細な筆致で彼女の内面の豊かさを映し出し、まるで未来を見据えるかのような眼差しに、静かな力強さを感じる。
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