入試問題集2026|多摩美術大学
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演劇舞踊デザイン学科 劇場美術デザインコース一般選抜総合型選抜学校推薦型選抜鉛筆デッサン131こちらは構図の面白さはねらっていないが、丁寧なデッサンと自然な影の表現が、高評価を集めた。ジグザグの刃の軌跡に1箇所だけ切れているさまを取り入れている点と、多めに切り込んでいる描写が、日頃の観察力の高さを推測させる。モチーフをよく分析しドラマを紡ぎ出している。加えてデッサンの技術力も高い。刃が折れるというアイデアは他の受験者も着想しているが、「折る」という能動的な動きを想定し、実際には発生しないかもしれない折れた破片まで描き込んであるのは、ドラマを感じさせる表現になっている。落下させて刃が折れたカッターと、慌てて拾う手。動きのある手を瞬間的に切り取った描写が印象的である。距離に応じた影の濃淡がよく計算されており自然な描写になっている。手のひらの皺や柔らかさの表現にもう一段の工夫があれば、更に評価が高かったであろう。構図の面白さと光への意識の高さが評価を受けた作品である。大胆に塗りつぶしてカッターナイフに視線が集中する構図はシンメトリカルで、カッターナイフで切り取っていくスピード感と力強さも上手に表現されている。手の描写そのものにもう少し注力すると、更に完成度の高い作品になったであろう。光の中に浮かび上がるモチーフが劇的な表現になっている作品。さらに影の中にダンサーを見出しているのが面白い。その踊っている影を、刃に接する足の部分は硬い輪郭にし、徐々に柔らかな輪郭にしている点は、発想の面白さだけではなく、ダンサーの衣裳の質感まで想像させて確かな構成力を感じさせる。カッターで鋭く切った表現が印象に残った。切り裂いているのは紙であろうか? 左右が少し歪んでいて地平線にも見える。親指の表現に改善の余地はあるが、手のひらの暗い部分や凹凸と皺はよく描けている。カッターナイフの持ち方は不自然であるが、その不自然さが構図の面白さを生んでいる。[教員コメント][教員コメント][教員コメント][教員コメント][教員コメント][教員コメント]

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