入試問題集2026|多摩美術大学
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70[教員コメント]クローズアップの目から、涙がこぼれ落ちる瞬間を描いた良作。タイトルからは抑えきれず泣き出してしまうほど高揚した感情の様が窺える。普通なら強調されるまつげの描写を極力抑えて描かないで、眼球そのものと涙袋を意図的に描くことで、主題へのフォーカシングを強調している。[教員コメント]凶暴な牛が鼻息を荒くしている戦闘直前の静けさがそこにある。鼻息を整えて命をかけた闘いの間合いをはかっている緊張感で画面全体が満ちている。フラットに塗りつぶされた真っ赤な両眼は、極限まで登りつめた戦闘意識の表れであることが強烈に伝わってくる。闘いの前の一瞬の静けさを、的確な演出と画面構成で作者はシンプルに表現しているところに好感が持てる。[教員コメント]画面全体にあるうねりの表現は構図から雨粒を表しているのであろう。雨粒という瞬間でしか視認することのできない現象を心象変化に準え、水たまりの中に「ぽつり」と浮かぶ人物を、補色のコントラストによって惹きたてることで、「今」という一瞬を表現している。[教員コメント]都市の情景を限定された色数と抽象的な形態で描く、高度に洗練された作品である。抽象度が高いとはいえ、二人の人物が振り向いて一瞬目を奪われた様子が伝わる。無機質な建築群とバルーンのような有機的な人間像の対比がユーモラス。それぞれの形を、異なるグラデーションで描き分ける技量も含めて、大胆な構成を繊細な表現力でまとめあげており、高く評価される。変化の一瞬ばかりの今たった一時が目を奪うあ、やば、あふれる命を燃やす瞬間

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