統合デザイン学科一般選抜総合型選抜学校推薦型選抜鉛筆デッサン87[教員コメント]映画館でポップコーンを食べながら鑑賞している場面の中でも、重要な瞬間を描いた作品。意識が映画に集中することで手の動きが無意識化し、気づかないうちに食べ続けてしまう、あるいは思わず手が止まるといった状態が扱われている。手は指先のみが描かれているが、手そのものの描写力に依拠するのではなく、課題に対する応答の的確さや、状況設定に応じた構図の工夫によって、無意識的行動の成立条件を示している点を評価した。[教員コメント]指の毛を抜くという単純作業を続けてしまう状況を描いた作品。気づいたときには最後の一本になっているという時間の経過と無意識性が主題となっている。こうした行為は意識と無意識の境界に位置しやすく、題材としての独自性も高い。画面中央に焦点を集めた構図とタイトルの連動によって、観察ポイントが明確に提示されている点も優れている。[教員コメント]エレベーターで人が駆け込んできた際に、反射的に開ボタンを押す場面を描いた作品。「押さなければ」と考える前に身体が動くという点で、無意識的行動の特徴がよく現れている。特に、上からの視点や逆さに見える人物配置など、視点の工夫によって日常的な行為が新鮮な画面として提示されている点を評価した。[教員コメント]待ち合わせ中に浴衣姿で巾着を持つ手を描いた作品。待ち合わせの時間の中で、おそらく頭の中ではさまざまなことに考えを巡らせている一方、浴衣という装いや待ち合わせという状況もあって、身体全体には大きな動きとしては現れていない。その内面的な動きが、手全体ではなく指先の微細な動きとして現れており、落ち着かなさや緊張感といった心理状態が的確に表現されている。浴衣の描写や画面全体のトーンも含め、静かな状況の中にある内面的な揺れを丁寧に扱っている。犯人そいつやったんや気づけばあと一本「っすみません!」あの人を待つ時間。
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