tonATELIER_Vol.03
19/23

とプレーン・ストーミングする会議室だっがプロダクトになったり、経営に影響をアートを駆使する。津山克則は未来に向「アートのアイデアを機能させる場所。」強いから努力できる。何よりも好き、誰よりも好きという思い込みの強さが、人間を天才に近づけていくと思いますね」自分が歩いていく道を自分で選択しているのだから、大学の4年間はすでにその道を進んでいることになる。その先、自分は何をしたいのか、どうなりたいか、何をすべきか、そういった自問自答がより明確なものになるだろうし、だから決断や判断が速くなる。何が最善なのか、その判断に明確でスピード感がある、そういう人は強い、と言うのだ。彼にとってのアトリエは“宣伝部”だ。自分のデスクであったり、またスタッフたりする。いアイデアでは若い人に勝てませんよ」と楽しげにミーティングをしながら、彼は言った。与える。僕の仕事はいかにアートの可能性を機能させるかにあると思っているんです」笑みを浮かべる。それはアートの役割や機能が進化し、重要性を増していることを意味している。アートの可能性を信じ、かって新しい選択をしている。「今の若い人はとても優秀です。新し「アートの現場から発想したアイデア「時代は確実に変わってきている」と時代は確実に変わっている。つやまかつのり・1953年広島県生まれ。'77年多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻(現グラフィックデザイン学科)卒業。'77年松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)入社。宣伝事業部制作部に配属。以来、家電製品のマスコミ広告制作のクリエイティブディレクターを手がけて現在に至る。現在パナソニック(株)マーケティング本部コミュニケーショングループグループマネージャー・理事。

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る