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競争的資金の間接経費の執行に係る共通指針
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平成13年4月20日 |
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競争的資金に関する関係府省連絡会申し合わせ |
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1.本指針の目的 |
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間接経費の目的、額、使途、執行方法等に関し、各府省に共通の事項を定めることにより、当 |
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該経費の効果的かつ効率的な活用及び円滑な運用に資すること。 |
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2.定義 |
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「配分機関」…競争的資金の制度を運営し、競争的資金を研究機関又は研究者に配分する機 |
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関。 |
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「被配分機関」…競争的資金を獲得した研究機関又は研究者の所属する研究機関。 |
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「直接経費」…競争的資金により行われる研究を実施するために、研究に直接的に必要なもの |
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に対し、競争的資金を獲得した研究機関又は研究者が使用する経費。 |
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「間接経費』… 直接経費に対して一定比率で手当され、競争的資金による研究の実施に伴う研 |
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究機関の管理等に必要な経費として、被配分機関が使用する経費。 |
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3.間接経費導入の趣旨 |
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競争的資金による研究の実施に伴う研究機関の管理等に必要な経費を、直接経費に対する |
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一定比率で手当することにより、競争的資金をより効果的・効率的に活用する。また、間接経費 |
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を競争的資金を獲得した研究者の研究開発環境の改善や研究機関全体の機能の向上に活用 |
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することにより、研究機関間の競争を促し、研究の質を高める。 |
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4.間接経費運用の基本方針 |
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(1)配分機関にあっては、被配分機関において間接経費の執行が円滑に行われるよう努力する |
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こと。また、間接経費の運用状況について、一定期間毎に評価を行うこと。 |
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(2)被配分機関にあっては、間接経費の使用に当たり、被配分機関の長の責任の下で、使用に |
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関する方針等を作成し、それに則り計画的かつ適正に執行するとともに、使途の透明性を確 |
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保すること。なお、複数の競争的資金を獲得した被配分機関においては、それらの競争的資 |
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金に伴う間接経費をまとめて効率的かつ柔軟に使用すること。 |
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5.間接経費の額 |
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間接経費の額は、直接経費の30%に当たる額とすること。この比率については、実施状況を |
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見ながら必要に応じ見直すこととする。 |
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6.間接経費の使途 |
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間接経費は、競争的資金を獲得した研究者の研究開発環境の改善や研究機関全体の機能 |
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の向上に活用するために必要となる経費に充当する。具体的な項目は別表1に規定する。 |
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なお、間接経費の執行は、本指針で定める間接経費の主な使途を参考として、被配分機関の |
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長の責任の下で適正に行うものとする。 |
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7.間接経費の取り扱い |
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間接経費の取り扱いは、被配分機関及び資金提供の類型に応じ、別表2の分類に従うこと。 |
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8.報告 |
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被配分機関の長は、毎年度の間接経費使用実績を翌年度の6月30日までに、別紙様式によ |
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り配分機関に報告すること。 |
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9.その他 |
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本指針に定めるものの他、間接経費の執行・評価に当たり必要となる事項については、別途 |
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定めることとする。また、本指針は、今後の執行状況を踏まえ、随時見直すこととする。 |
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(別紙) |
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(別表1) |
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間接経費の主な使途の例示
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被配分機関において、当該研究遂行に関連して間接的に必要となる経費のうち、以下 |
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のものを対象とする。 |
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〇管理部門に係る経費 |
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一管理施設・設備の整備、維持及び運営経費 |
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一管理事務の必要経費 |
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備品購入費、消耗品費、機器借料、雑役務費、人件費、通信運搬費、謝金、国内外 |
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旅費、会議費、印刷費 |
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など |
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○研究部門に係る経費 |
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一共通的に使用される物品等に係る経費 |
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備品購入費、消耗品費、機器借料、雑役務費、通信運搬費、謝金、国内外旅費、会 |
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議費、印刷費、新聞・雑誌代、光熱水費 |
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一当該研究の応用等による研究活動の推進に係る必要経費 |
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研究者.・研究支援者等の人件費、備品購入費、消耗品費、機器借料、雑役務費、 |
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通信運搬費、謝金、国内外旅費、会議費、印刷費、新聞・雑誌代、光熱水費 |
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一特許関連経費 |
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一研究棟の整備、維持及び運営経費 |
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一実験動物管理施設の整備、維持及び運営経費 |
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一研究者交流施設の整備、維持及び運営経費 |
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一設備の整備、維持及び運営経費 |
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一ネットワークの整備、維持及び運営経費 |
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一大型計算機(スパコンを含む)の整備、維持及び運営経費 |
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一大型計算機棟の整備、維持及び運営経費 |
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一図書館の整備、維持及び運営経費 |
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一ほ場の整備、維持及び運営経費 |
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など |
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〇その他の関連する事業部門に係る経費 |
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一研究成果展開事業に係る経費 |
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一広報事業に係る経費 |
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など |
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※上記以外であっても、研究機関の長が研究課題の遂行に関連して間接的に必要と判断 |
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した場合、執行することは可能である。なお、直接経費として充当すべきものは対象外 |
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とする。 |
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