コスメブランド「Michisu」

奥山 真帆

作者によるコメント

「私の地黒肌に似合う化粧品がない。」沖縄の友人がそう言っていたのが制作のきっかけでした。現在美白ブームの日本では、トレンドメイクも色白肌向けがほとんどです。沖縄人に限らず、肌の色に左右されずメイクアップが楽しめて、化粧品にあまり興味のなかった人にも手に取ってもらえるようなブランドを目指しました。

担当教員によるコメント

沖縄とコスメが大好きな奥山真帆。コスメブランド「Michisu」の提案は、大好きなものこそが力になるということを体現した卒業制作となった。沖縄の地域性、気候、コスメ事情や嗜好等から課題を分析し、沖縄の女性のために、また沖縄の魅力を伝えるお土産として提案している。さらに、日頃の問題意識も提案の重要な切口となっている。化粧品は持ち運ぶと化粧ポーチの中でぶつかりカタカタ動いてしまう。化粧直しのための携帯性を重視し、各パッケージ内にマグネットを仕込み、好きなアイテムをカスタマイズして組み合わせられるようにした。提案は、VI計画、パッケージデザインからイベント空間デザインにまで渡り魅力に溢れている。奥山ならではの丹念な仕事ぶりを高く評価している。

教授・小泉 雅子

  • 作品名
    コスメブランド「Michisu」
  • 作家名
    奥山 真帆
  • 作品情報
    アートディレクション
    技法・素材:樹脂、アクリル、紙、Photoshop、Illustrator
    サイズ:コスメ W40×H40×D13mm(10点)、W40×H80×D13mm(5点)、W15×H80×D13mm(4点)、パッケージ W47×H43×D16mm(3点)、W47×H83×D16mm(1点)、W23×H83×D13mm(1点)、ポスター W2060×H1456mm(1点)、冊子 W125×H145mm(1点)他
  • 学科・専攻・コース