夜になればやさしさの町へ行く

吉峯 則子

担当教員によるコメント

吉峯さんは家のある町の風景を何作か描いている。今回タイトルに「夜になれば」とあったのと大きな月はさることながら、彼女の描く町はいつも夕方から夜の時間を感じさせる。人は描いていないが、帰宅し家の中には暖かい食事などあり、家族団欒の情景など想像できる。彼女はいつも日常の何気ないけれど幸せな時間を描いている。日常の幸せは絵画において良く取り上げられるテーマだが、今の時代にこれを選ぶ吉峯さんが良いと思う。

教授・宮 いつき

  • 作品名
    夜になればやさしさの町へ行く
  • 作家名
    吉峯 則子
  • 作品情報
    技法・素材:岩絵具、との粉、箔、吉祥麻紙
    サイズ:H181.8×W227.3cm