TABLE TENNIS × KITCHEN

渡辺 貴之

担当教員によるコメント

収納型のキッチンを目ざし事例を集めるうちに、収納されたフォルムが無駄に存在し続けることに気がつく。それならば、そのフォルムを意味のあるものにしようということで、自らが興じる卓球の体験からこの作品が生み出された。卓球台にキッチン機能をいかにして収納するか、というソリューションを求めずに、卓球台としての新しいフォルムを追求し、細部までコーディネートするという方向性を選び、プレゼンテーションまで含めて「非日常性」にこだわった作品である。

教授・堀内 正弘