不信好物

服部 桜子

担当教員によるコメント

精彩を放っている。
(慣れ親しんだ大好物だけど、食べながらふと疑問が浮かびます。今飲み込んでいるのは何なのか)。
描きっ放しだから完成度は落ちるが、その分つかんだ印象がダイナミックでみずみずしい。円の背後にある不安や危うさの中に孕む恐れを感じ、その本質を見つめる目を養ってきたことを物語る作品である。今後、更なる服部桜子の世界が広がりゆく可能性が楽しみである。

講師・千々岩 修