Digital Bottle
角替 祐太
作者によるコメント
「水の入ったボトルに仮想的なグラフィックを与えるとどう見えるか。」という実験です。モニターのみの映像表現ではなく、ボトルをメディアとして扱うことが出来ないか発想しました。映像をボトルに透過させ、液体とガラスの特徴を活かしてボトルの様子が拡張して見えるような作品を目指しました。固定された鑑賞場所はなく、様々な角度や距離で楽しむことができます。
担当教員によるコメント
モニター上に映し出される2次元のシンプルな動きが、円筒形のボトルによる光の屈折で歪んで見える、ただそれだけの原理なのだが、結果としての視覚体験には他にない驚きがあり、なにか素晴らしい発見の現場に立ち会っているような気持ちにさせてくれる。さまざまな動きのバリエーションもよく練られていて、見飽きることがない。モニター3台が横に並び、その前に水で満たした透明のボトルが9本並ぶ、この装置自体が予感に満ちている。デジタル表現と、モニターの外の現実空間とにユニークな接点を持たせた作品。
教授・服部 一成
作品動画
- 作品名Digital Bottle
- 作家名角替 祐太
- 素材・技法After Effects、Illustrator、ガラス、水、モニター
- 時間3分48秒
- サイズH1500×W1860×D600mm
- ジャンルジェネラルグラフィック
- 学科・専攻・コース
- カテゴリー
- 担当教員