Very Chubby Belly

岡田 一那

作者によるコメント

ぽっちゃりなヘンテコは今日も走る、走る、走る。

担当教員によるコメント

2000枚におよぶすべてがアナログの作画である。リンシードオイルを染み込ませたオリジナル作画用紙を自ら制作し、それにオイルパステルでひたすら描く、描く、描く。岡田一那は3年次には異形のキャラクターたちの食物連鎖的生態系を描いたアニメーションを作っていた。その進化系が今回の「very chubby belly」である。直訳すれば「ぽっちゃりのおなか」。ぽっちゃりぶよぶよのキャラクターが肌色の大地を駆け巡る…丘を転がり、崖をよじ登り、流れに巻きこまれながらも、ひた走る。そしてその大地そのものがぽっちゃりの肉体だったという世界の帰着。作品全編で「ぽっちゃり」を表現した圧倒的な作画から目が離せない!進学を選んだ彼女の新作がどこ目指して駆けていくのか今から楽しみである。

教授・野村 辰寿

作品動画