Characters on canvas
中村 萌愛
作者によるコメント
二次元のフラットなキャラクターと日常的な素材を合わせ、キャンパスの枠を拡張するような作品を制作しています。私が面白いと感じたことを、見る人にも面白いと感じてもらえるものを作りたいと思っています。
担当教員によるコメント
中村萌愛は3年次よりアニメキャラクターを素材とした絵画表現に着手し、スタイルを定着させた。卒業制作はこのスタイルの継続・拡充である。中村の作品は日々消費される二次元的なアニメキャラクター(デジタル)を、恒久的に残る三次元的なキャンバスにアナログ的に描く矛盾が土台であり、新たなアートを探る試みだ。画面には画材に加え様々な物質でコントラストを内包させ、大きなインパクトを与え、時代のアイコンとなるアニメキャラクターの存在価値と解釈を拡張する。周囲に惑わされず一貫性をもって取り組んだ2年間は美しかった。この卒業制作は中村にとっては通過点に過ぎず、本学科で培った制作への姿勢を土台に、このイズムの旗手となり積み重ね続けて欲しいと切に願う。
准教授・加藤 勝也
- 作品名Characters on canvas
- 作家名中村 萌愛
- 素材・技法平面①素材=キャンバス、アクリル絵の具、毛糸/平面②素材=キャンバス、アクリル絵の具、電子基盤/立体素材=ルービックキューブ、カッティングシート/平面③素材=キャンバス、アクリル絵の具、ライトボックス/平面④素材=キャンバス、アクリル絵の具、毛糸
- サイズ平面①=H1303×W1270×D40mm/平面②=H979×W1303×D40mm/立体=H400×W400×D400mm/平面③=H606×W727×D100mm/平面④=H1000×W803×D40mm
- ジャンルミクスドメディア
- 学科・専攻・コース
- カテゴリー
- 担当教員