凍てつく日の欠片たち
加藤 花楓
作者によるコメント
凍えそうな日には、冷たい北風が吹き、池が凍って、川の色が薄暗くなります。窓が結露でモザイクの様になり、草花は霜をまとって、小さな氷柱がつくられます。そんな様子を表しています。
担当教員によるコメント
冬の寒い日に、川面や草花が凍える張り詰めた感覚と、それを結露した窓越しに眺めるおぼろげなビジュアルで捉えて表そうとする試みが面白い。また具象的なモチーフや説明的な構成、物語を控えているのも加藤らしい。彼女の感覚と詩情に、陶の現象を掛け合わせて出来上がる形や質感・表情を、丁寧に選んで組み合わせている。そこに断片のような余韻を響かせて、意味や理屈を飛び越えて鑑賞者の感覚に共鳴させようという難しい試みに挑んでいる。そのために、4年間で学んだ様々な成形技法や焼成の技術を取り入れて応用し、しかしそれと判らない程に自分の技として扱い使いこなして作品に込めている。そのスタンスは頼もしく、また作り手としての懐の深まりを感じる。
教授・尹 煕倉
- 作品名凍てつく日の欠片たち
- 作家名加藤 花楓
- 素材・技法半磁器
- サイズH1500×W2500×D120mm
- 学科・専攻・コース
- カテゴリー
- 担当教員

