特別講座「芸術と人生」

    
  
 

第5回
デザインと「手」

―4人のデザイナーによる饗宴―

秋山 孝 × 岩倉 信弥 × 佐藤 晃一
司会:中森 陽三
(すべて本学教授)

  

現代における「手」の役割
企画:多摩美術大学校友会

ものが生まれるときに大切で、必要なものは何かというと「手」のあり方です。手の仕事、手を使いこなすこと、ものづくりの手の大切さ…。現代のさまざまなデザインの分野で活躍している4人のデザイナーがその「手」について語り合います。
手は…現代という時代において、いったいどのように生きているのかが問題です。また、生きる可能性があるのかを探ることも重要になってきています。そう、手は多種多様なもの、つまり世界を触ることで見ているわけです。触ることで現れる“何か”が表現者にとって重要な要素、考えることになっています。
さて、現代の「手」のあり方は、何処へ向かっていくのでしょうか。

開講日  2001年6月3日(日)
時 間  午後2時〜4時(午後1時30分開場)
受講料  無料 定 員  500名
◎後援
 多摩美術大学校友会/世田谷区教育委員会
   
   

  
秋山 孝(あきやま・たかし)
グラフィックデザイン学科教授。'79年、本学グラフィックデザイン専攻卒業。'81年、東京芸術大学大学院修了。ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ金賞、イタリア・コーニュ国際自然映画祭'99ポスター指名コンペ・一席ほか受賞。著書に『秋山孝のMacイラスト講座』(グラフィック社)ほか。

   
岩倉 信弥(いわくら・しんや)
今春より生産デザイン学科教授。'64年、本学立体デザイン専攻卒業、本田技研工業入社。'95年、常務取締役。CIVICで日本Car of the Year、イタリア・ピアモンテデザイン大賞、発明表彰通産大臣賞、ODYSSEYでNew Car of the Year大賞受賞。産業デザイン振興会諮問委員会委員。

   
佐藤 晃一(さとう・こういち)
グラフィックデザイン学科教授。東京芸術大学工芸科(現デザイン科)卒業。資生堂宣伝部を経て、独立。ポスターや編集デザインをはじめ幅広く活動。'88年、ニューヨーク近代美術館ポスターコンペ・一席、'98年、芸術選奨文部大臣新人賞など受賞多数。国内外20余の美術館に作品収蔵。

   
中森 陽三(なかもり・ようぞう)
グラフィックデザイン学科教授。'59年、本学絵画科卒業。博報堂、高島屋などを経て、独立。松下電器(ルーカスキャンペーン)、トヨタ自動車(ドリトル先生)の企業広告など広告デザインを中心に活躍。準朝日広告賞、毎日広告デザイン賞最高賞、読売広告大賞金賞など受賞多数。

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