講座番号 128

   

初期イタリア・ルネサンスの聖堂装飾

  

15世紀初頭、マザッチョはジョット以降停滞していたフィレンツェ絵画に、真のルネサンス様式をもたらしました。その革新的なスタイルとはどういうものか、さらに彼から最も強い影響を受けた画家、マゾリーノはどのように自己様式を変貌させたかといったことを、フィレンツェのS.M.カルミネ聖堂ブランカッチ礼拝堂の壁画を中心に検証していきます。
    


    
    

講師紹介


松浦 弘明(まつうら・ひろあき)
共通教育助教授。専門はイタリア中世・ルネサンス美術史。東京芸術大学大学院博士課程満期退学。『イタリア・ルネサンス美術論』(共著・東京堂出版)、『マザッチョ』(東京書籍)、『フィレンツェの美術』(共訳・NHK出版)など。

講 座 内 容

    
第1〜2回

 15世紀初頭におけるフィレンツェ絵画概観
第3〜5回
 フィレンツェ S.M.カルミネ聖堂ブランカッチ礼拝堂壁画
第6回
 ローマにおけるマザッチョとマゾリーノ
 S.クレメンテ聖堂カテリーナ礼拝堂壁画
第7回
 カスティリオーネ・オローナ洗礼堂壁画
第8回
 まとめ
   

開講日  5/12〜7/7の土曜(6/23休講)
 全8回
時 間  13:00〜14:30 定 員  50名
受講料  21,000円(テキスト代込み)
対 象  どなたでも

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多摩美術大学 生涯学習プログラム 2001 春期講座