陽光の記憶

水谷 花詠

作者によるコメント

多摩美で過ごすなかで出会った
忘れたくない光を残す
糸の空間

踊り場に差し込む光が創り出す印象的な美しい空間を
日時の異なる3つの光を軸に糸でかたどることで
日頃何気なく通り過ぎるこの場所に
変化と気付きを生み出すことを目指しました

担当教員によるコメント

太陽光が時々刻々変化する様子を、細い糸によって記録したインスタレーション。
屋内空間に及ぼす太陽光の効果に魅力を感じている水谷が、独自の方法を用いて光の軌跡を丹念に記録した。完成した作品と、タイムラプスによる途中経過の映像記録の両方が重要であり、そこに水谷の光に対する繊細な感覚を感じとることが出来る。

准教授・橋本 潤

  • 作品名
    陽光の記憶
  • 作家名
    水谷 花詠
  • 作品情報
    インスタレーション
    素材・技法:レース糸(綿)40番 アイボリー 、メンディングテープ
    サイズ:多摩美術大学八王子キャンパス デザイン棟 3階・4階間の踊り場・階段
  • 学科・専攻・コース