絞, かさね
岡本 幸奈
担当教員によるコメント
岡本さんは着物や漆器の模様をモチーフにして絵を描いている。最初は着物を着た女性を描いていたが、後に着物が置かれている状況を描くようになり、その後さらに発展し、模様だけを画面に構成して描くようになった。岡本さんはゆっくりとしたペースで点描のように絵具をみちみちと塗り込んでいく描き方で、深い色味の湿った印象の絵肌をつくる。着物が置かれた状況を描いていた時はその絵肌が効果的ではなかったけれど、平面的な現在の作品は画面から特有の質感を直接感じることができる。卒業制作は独特の魅力が大画面から伝わってくる素晴らしい作品になった。
講師・日野 之彦
- 作品名絞, かさね
- 作家名岡本 幸奈
- 作品情報『絞』
素材:油彩、キャンバス
サイズ:H1455×W1120mm
『かさね』
素材:油彩、キャンバス
サイズ:H2273×W1818mm - 学科・専攻・コース
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