彩
芦川 陽介
担当教員によるコメント
芦川はガラスと木という普通相容れない素材同士を組み合わせることに挑戦した。色のついた板状のガラスを木材の間にはさんで積層接着し、表面を均一にみがきあげることで、ガラスと木材による塊をつくり、そこから樹木から採取した枝が伸び、さらには枝の先にはガラスの小さな芽が顔を出している。ガラスを生命のメタファーとして表現しているかのような作品は、精緻に作り込まれ、その細やかなディテールに近づくことで、見る者にさらに注意深く観察させる作品となっている。
教授・高橋 禎彦
- 作品名彩
- 作家名芦川 陽介
- 作品情報技法・素材:ガラス、木
寸法:(右より)H500×W200×D200mm、H230×W80×D70mm、H220×W460×D80mm - 学科・専攻・コース
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