接触
小室 奏子
担当教員によるコメント
大判のゼラチンシルバープリントによるモノクロ構成。身体と他の有機物の差異のある質感をあえて粗粒子という表現を使って、双方のイメージが交錯した新たな視覚的体験を探っている。ものに触れるという行為の経験が、見るということにどう繋がるのか。写真という装置によって、もう一度触れるという身体感覚を喚起することによっておこる独自な視覚世界を求めようとする姿勢が、際立った表現を成立させている。
教授・石井 茂
- 作品名接触
- 作家名小室 奏子
- 作品情報技法・素材:写真
寸法:A〜D/H500mm×W760mm E〜G/H1460×W1460mm H/H660×W1010mm I〜J/H1160×W2260mm - カテゴリー