アートテーク

全体構成・機能
アートテークは2015年に八王子キャンパスの中心、旧図書館跡地に新設された建物で、各種ギャラリー、多目的実習室、大学院室、アートアーカイヴセンターなどで構成される知と創造の多面的複合施設です。
アートテーク(Art-Theque)の名前の由来:展示、実習、講演、研究、収蔵など、さまざまな可能性をもつ空間を組み合わせて、本学のとらえるArtの多面性を、たえず一体的に、たえず新鮮に構成できる建物として命名しました。Thequeの語には、宝を収める箱、種子を入れる莢(さや)などの意味があります。
アートテークギャラリー

1、2 階のギャラリーでは、平面、立体、映像、インスタレーションなどの展示・発信が行われています。学生だけでなく一般来館者の観賞にも開かれたアートやデザインと人の出会いの場所となっています。展覧会の開催日程や開場時間については以下をご確認ください。
アートアーカイヴセンターギャラリー

2階のアートアーカイヴセンターギャラリーでは、スケッチ、下絵、原稿、ノート、蔵書、写真、収集品など、本学所蔵の各種資料を紹介する企画展を、年に2~3回程度開催しています。アートアーカイヴセンターの研究成果を、広く一般に公開する機会となっています。
大学院室/多目的実習室

3階には大学院博士課程の研究室や講義室、実習スペースである大学院室を設けています。また博士後期課程の作品講評会をはじめとする各種展示や、本学でアートやデザインを学ぶ時の基礎である石膏デッサンも行える多目的実習室があります。
アートアーカイヴセンター

4階のアートアーカイヴセンターでは、アーティストの制作活動のなかで生み出された資料の集合体である、大野美代子アーカイヴ、加山又造アーカイヴ、瀧口修造文庫、三上晴子アーカイヴ、もの派アーカイヴ、和田誠アーカイヴ、DNPポスターコレクションなど、計19の資料群を所蔵・保管・整理しています。本学学生、教職員は、これらの資料をすべて閲覧することができます。
5階はアートや資料の収蔵庫となっています。
多摩美メディアネットワーク構想
アートテークは八王子キャンパス計画のなかの「多摩美ネットワーク構想」のひとつとして位置づけています。
この構想は「図書館・メディアセンター・美術館・アートテーク」の4つの建物から構成され、「多摩美の知と創造のネットワーク」を形成し、アートとデザインの資料収集・研究・展示・発信を目的とするものです。
「本」「紙」を媒体とした知識の吸収ができる「図書館」。「情報」、「インターネット」、「メディア」を軸に研究・発信する「メディアセンター」。さらに「資料」「アート」「デザイン」を見て触れて研究し発信することのできる「アートテーク」。いろいろな企画を通して学外に発信する「美術館」。この4つの施設が互いにネットワークを組み、お互いを補完することで他大学や研究機関に類を見ないアート・デザイン・メディア・アーカイヴの情報シンクタンクを構成します。