「今、糸井さんに聞いておきたいこと」⑦
教養総合講座B「デザインを話そう。」 第2部
登壇者:糸井重里 / 上田壮一 / 宮崎光弘(担当:木下京子教授)
❼【ほぼ糸井重里】
学生たちに「糸井重里さん」について、どれぐらい知っているか聞いてみました。

宮崎:ありがとうございます。で、そんな糸井さんのことをですね、学生たちに聞いてみたんです。今日、学外から来てる人たちは、糸井さんの話を聞きたくていらした方がきっと多いんじゃないかなと思うんですけど、意外にも糸井さんのことを今の学生は知ってる人は若干少なかったんですね。で、なぜだろうと思って、僕はこういうものを作ってみました。

宮崎:「ほぼ 糸井重里 年表」。前にも出てるんでぜひ見て欲しいんですけれども。これポイントはですね糸井さんの歴史と、あと僕ら宮崎・永井・上田これをまとめちゃったんですけど、この辺の世代。それから今日来ている「ほぼ日刊イトイ新聞」のO社員。もう誰だか分かっちゃうんですけど、多摩美で教えてくださっていたんで。その人は1976年生まれ。それからM社員。今日も多分来てるんじゃないかっていう「ほぼ日」の人ですけれども、この人は情報デザインコース卒。で、今日質問するのは主にこの人たちなんですね。ここです。で、この青い部分がそれぞれの20代 から40代になってるんですけれども。これ見てみるとですね、ちょっと大きくしてみると。僕らが知っている糸井さんとそのO社員・M社員、それから大学1年生はかなり違っていて。彼らはやっぱりここなんです。「MOTHER」。で、もしくは、やっぱりジブリのコピーがすごく印象に残ってる。と、もう1つ、聞いてすごく意外だったのは、これなんですね「ミッケ!」。

宮崎:これを子供の時に見たっていう人が。訳・糸井重里って入っていて。「ミッケ!」派の人いますか?手あげてください。ほら、すごいんですよ。「ミッケ!」で知ってる人が。
糸井:累計1000万部らしいですからね。
上田:本当ですか?
糸井:国内で。
宮崎:ええー!すごいです。
宮崎:それで逆にですね、これを前にグっと戻ると僕らにとっては、やはり糸井さんは、まずは「成りあがり」であり、この広告のシリーズ、「おいしい生活」であり、新潮文庫の100冊。この「想像力と数百円」っていうこのコピーを見るだけで、僕なんかは涙が出そうになるんですけど。「くうねるあそぶ」もそうですね。 で、この次が、2年前に前橋ブックフェスの広告もやられていたんですね。上毛新聞の広告、これもすごい。
糸井:はい。地方新聞の広告を1ヶ月で7つ作りました、みんながボランティアで。

宮崎:すごいですよね。1998年に、「ほぼ日刊イトイ新聞」が創刊されて。実はこの年はGoogleができた年でもあり、我々の情報デザインコースができた年でもあるんです。一緒なんです。で、これが当時のトップページ。

宮崎:その時から「今日のダーリン」は、今までずっと毎日書き続けていらっしゃる。今は、ほぼ日手帳が海外でも売れているとか。「生活のたのしみ展」というイベントをやられてる人だっていうことを学生の人には是非知っていただきたかったというか。で、ここからが本題で、5人の学生が考えた糸井さんへの質問に、答えていただきたいと思ってます。その前にご自身でこの年表を見られて何かコメントはありますか?
糸井:ああー。
宮崎:飛ばしましょうか?
糸井:よくいろんなことをね。
宮崎:本当にいろんなことやられてますね。
糸井:長い時間休まずにね。僕が奥さんだったら、「あなたもう休みなさい」って優しく言うでしょうね。
宮崎:本当に。これ、実は細かいところ見てくとすごく面白いんです。O社員はどこで糸井さんを知ったか、みたいなのことも書いてあるんです。例えばここに、「あの徳川埋蔵金で知りました」と。それはちょっと今日飛ばしますけれども。では、こここから本題です。あと30分ぐらいですかね。行こうと思います。
糸井:まだ生きる気ですからね。
▼続きは以下のリンクからご覧ください。