芸術学科

金沢 百枝

KANAZAWA Momoe

教授

  • 1968年 東京生まれ
  • 1972年~78年までインド・ニューデリーで育つ。
  • 1981年~86年まで英国・ロンドンで教育を受ける。 
  • 1999年~2000年 英国・ロンドン大学附属コートールド美術研究所留学
  • 2009年~2020年 東海大学文学部教授(2009年から2013年まで准教授)
  • 2016年~2020年 新潮社、青花の会編集委員

主な受賞歴

  • 第21回辻荘一・三浦アンナ学術 奨励金受賞(2009年)
  • 島田謹二記念学藝賞(2011年)
  • 第38回サントリー学芸賞、芸術・文学部門(2016年)
  • 松前重義賞(文化部門優秀賞)(2017年)

主な活動歴・所属団体等

  • 西洋中世学会、美術史学会、地中海学会、スペイン・ラテンアメリカ美術研究会

研究テーマ

西洋中世、とくにロマネスク美術が専門とする。具体的にはカタルーニャ地方ジローナ大聖堂の刺繍や南イタリア、オトラント大聖堂の床モザイクを研究対象にしつつ、ヨーロッパ各地のロマネスク聖堂を網羅的に調査中。

代表論文

創造主礼賛図としてのジローナの『天地創造の刺繍布』
ジローナの《天地創造の刺繍布》の図像学的分析によって、これが礼讃図として機能していたことを、銘文や典礼をもとに論証した。また、その過程で、ジローナの天地創造図と、ローマ教皇庁主導でローマ周辺に描かれた図像との関連が明らかになった。
発表年:2000年3月
発表先:『美術史』50号、219 -234頁
ジローナの〈天地創造の刺繍布〉における「聖十字架発見譚」の役割
《天地創造の刺繍布》の二匹の海獣に着目し、古代の海獣ケートスが魚へ、そしてケートスがドラゴンへ変化する過程を辿った。中世以降、隆盛を極めるドラゴンの形態は、古代の海の怪物「ケートス」から誕生したという新説を提示し、またジローナの海獣は、変化途上にある中間的形態を有する生き物と結論づけた。
発表年:2001年5月
発表先:『地中海学研究』24号、3-28頁
ロマネスク床モザイクに見る驚異—オトラント大聖堂の分類不能な怪物たち
南イタリア、オトラント大聖堂の床モザイクには稀有なロマネスク期の床モザイクが見られる。全宇宙を表す樹木のもとに人類の祖アダムとエヴァの堕罪やバベルの塔など、人類の歴史が描かれており、中世の人々の宇宙観を知ることができる。
著者:金沢百枝/編者:山中由里子
発表年:2015年10月
発表先:『〈驚異〉の文化史―中東とヨーロッパを中心に―』名古屋大学出版会

著書

ロマネスクの宇宙―ジローナの《天地創造の刺繍布》を読む
発行元:東京大学出版会
発行日:2008年3月
イタリア古寺巡礼シチリア→ナポリ
発行元:新潮社
発行日:2012年11月
ロマネスク美術革命
発行元:新潮社
発行日:2015年8月

担当授業科目

芸術と鑑賞(基礎連鎖講座)Ⅰ/芸術学英語4/21世紀文化論Ⅱ/設計Ⅱ/設計Ⅳ/卒業研究/ユーロ=アジア美術文明論/装飾芸術のネットワーク論
(2020年度参考)

最終更新日: 2020年10月8日