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輪島塗の技を担う職人の方々と学生による対話の様子

伝統工芸「輪島塗」とプロダクトデザイン専攻の学生が出会う対話型ワークショップを開催
1月8日、八王子キャンパスにて、石川県輪島市の伝統工芸「輪島塗」をテーマに、職人の方々とプロダクトデザイン専攻Studio3の2年生から4年生の学生が直接語り合う、対話型ワークショップが開催されました。
今回、輪島塗復興協議会より復興や漆の未来について学生の意見を知りたいとの依頼を受け、歌舞伎座での展示に合わせて上京した輪島塗の職人の方々を招いて、対話の場を設けました。職人の方々と学生が直接言葉を交わすことで、次世代の工芸・デザイン・文化のあり方を共に考える貴重な機会となりました。
冒頭では、椀づくりを例に、輪島塗が木地作りから下地、上塗り、加飾(かしょく)へと進み、塗りと乾燥を重ねて仕上げられていく工程が紹介されました。各工程は専門の職人が担い、長い時間と技術を要するものだと知り、学生たちは深い関心を寄せていました。
後半には、プロダクトデザイン専攻Studio3の学生が、これまでの課題の制作物をスライドを用いて紹介しました。各自が取り組んできた作品について、制作背景や工夫した点、デザインに至るプロセスを説明しました。
学生のプレゼンテーションの後には、来学した職人の方々と学生が2つのグループに分かれて対話の時間が設けられました。学生からの質問に職人の方々が丁寧に答えたり、制作工程の裏側や日々の仕事の実際についてより詳しく語っていただいたりと、活発なやり取りが続きました。また、「どのようにしたら学生世代や生活者に輪島塗をより身近に感じてもらえるか」といった職人側からの問いかけもあり、伝統工芸とデザインを学ぶ学生との間で多角的な視点が交わされる貴重な対話の場となりました。

