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「上野毛 夏宵祭」を開催しました -オリジナル盆踊りから新校舎のパフォーマンスまで、学生・地域が一体となった3日間-


8月1日(土)から3日(月)までの3日間、上野毛キャンパスにて「上野毛 夏宵祭(なつよいまつり)」を開催しました。
本催事は、「地域を巻き込んだ、上野毛ならではの祭りを自分たちの手で生み出したい」と考えた学生が、自ら教員へ企画を持ち込んだことをきっかけに昨年スタートした、学生主体のプロジェクトです。日頃から上野毛キャンパスで学ぶ統合デザイン学科と演劇舞踊デザイン学科の有志による「上野毛夏宵祭実行委員会」が、企画から運営、空間演出に至るまでを一貫して手がけています。

2年目を迎えた今年のテーマは『大わっしょい』。大学の「つくる力」や「表現」を展示・発表するだけではなく、大学自体を街にひらき、地域住民や企業とともに大きな「輪」を生み出したいという想いが込められています。
会場となったのは、今年4月に利用を開始した新校舎とキャンパス中庭。連日多くの地域の方々や子どもたち、卒業生などが訪れ、賑わいました。

表現と暮らしが交差する、美大ならではの景色

2026年4月から利用を開始した、新本部棟前の特設ステージでは、身体表現や音を活かした演劇、ダンス、音楽などのパフォーマンスが繰り広げられたほか、特設テントでは学生手作りのアート作品や雑貨が景品として並ぶ射的など、工夫を凝らした体験企画やワークショップが展開されました。
祭りの象徴となった盆踊りでは、昨年の夏宵祭で誕生した「HEY!WA!odori ~多摩美ゆったり音頭・シャンパンデュビ音頭~」に加え、今年新たに誕生した「本家上野毛音頭」を披露しました。
「HEY!WA!odori」は演劇舞踊デザイン学科の近藤良平教授が作詞・作曲・振り付けを手がけ、「本家上野毛音頭」は統合デザイン学科の長崎綱雄教授が作詞、近藤教授が作曲・振り付けを担当しています。また、上野毛商和会と学生実行委員がコラボレーションして制作した「上野毛ぽっちょん」も披露しました。同曲は、三味線演奏家・作曲家として幅広く活動する本條秀太郎さんが作詞・作曲、学生実行委員会の盆踊り班が振り付けを担当。地域と学生が一体となって、新たな盆踊りを生み出しました。

本部棟前のステージでの盆踊りの様子

地域と多摩美大がともに育む街の価値

本イベントは、上野毛商和会(商店街振興組合)や世田谷区上野毛まちづくりセンター、地元の消防団、「世田谷みやげ」指定店をはじめとする地域社会に加え、五島美術館やGU、東急電鉄といった企業・団体のご協力・協賛のもとで実現しました。オープニングでは保坂展人世田谷区長をはじめとするご来賓の皆さまから温かいエールをいただいたほか、本学役員からもご来場いただいた皆さまへの感謝と、企画・運営を担った学生たちへのねぎらいの言葉が送られました。また、日頃からキャンパスに出展するキッチンカーも加わり、食や歓談を通じた温かな交流が各所で広がりました。

多くの来場者でにぎわう屋台前の様子

また会場では、学生による賑やかな出店やパフォーマンスだけでなく、学内外のアーティストや評論家が登壇するシンポジウム、20世紀初頭の実験的楽器「イントナルモーリ」を用いたコンサートや最先端のオーディオビジュアル演出など、専門性の高い表現プログラムも並行して催されました。

学園祭の枠組みを超え、美術大学という表現の場が地域や企業の方々とともに新しい文化を育てていく――。今回の取り組みは、「美大が街に存在することの社会的意義」を再確認し、地域とともに歩む持続可能な文化活動のあり方を示すものとなりました。

写真で振り返る夏宵祭

「上野毛 夏宵祭」を開催しました -オリジナル盆踊りから新校舎のパフォーマンスまで、学生・地域が一体となった3日間- | 多摩美術大学