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学科・学年の枠を超え横断的な基礎力と社会的な実践力を培うPBL科目の成果発表展開催


多摩美術大学のPBL(Project Based Learning)科目は、全学科、専門領域や学年のキャンパスの隔たりを超えた授業参加形態として多数の学生が履修しています。
2017年度は各学科の基礎的な演習科目を履修することで、今の時代に必要な、分野を越えた基本を身につけながら、思考の幅や視野を広げるきっかけをつくることを目的とした「基礎系科目」と、株式会社リンレイ、東急電鉄や相模原市、二子玉川地域など企業や地域と連携した産官学共同のプロジェクトを通じて、社会とのつながりや、分野を超えた交流を体験することができる「産学系科目」の計19講座を開講しました。
この1年間の授業成果を多くの学生や企業、地域の方々など学内外へ周知するとともに、在学生が2018年度の履修へと繋げてもらうことを目的に「PBL Exhibition 2017(PBL成果発表展)」を開催いたします。

PBL Exhibition 2017(PBL成果発表展)

期間:2018年4月2日(月)〜7日(土)10:00〜18:00
   (最終日は17:00まで)
会場:多摩美術大学八王子キャンパス
   アート・テークギャラリー1F・2F
協力:相模原市/Stratasys Strategic Consulting/株式会社竹尾/二子玉川ライズ/株式会社リンレイ

在学生の方へ:
4月5日(木)15:30〜17:30 八王子キャンパス レクチャーホールAにて「2018年度PBL科目説明会」を開催します。興味のある学生はご参加ください。

多摩美型PBLの現在地

PBLは一般的に「プロジェクト・ベースド・ラーニング」と呼ばれ、基礎から積みあげていく従来型の授業ではなく、目標を先に設定して、提案や課題解決をしていく形式の授業を指します。

「PBLが一般的になる前から、美大の授業はプロジェクト型が多かった。そうした蓄積に加えて、一般企業や自治体とのコラボレーションによる産学官共同研究にも約30年間にわたって取り組んできたことが、多摩美のPBLの背景にあります。最初は産学官共同研究のニーズや、国からの支援など、外的要因からはじまったのは事実です。ただし取り組んでいくうちに、多摩美としての固有の展開も見えてきました(久保田教授・PBL委員長)」。

学科や学年を超えての交流が課題となっていた教育現場において、そうした枠を取り払った交流が生まれたり、各学科のなかで限定的に展開されていたカリキュラムを他学科に開き、新しい学びの場を与えている現在のPBL。どの学科にもおさまらない、新しいジャンルを見出す貴重な機会にもなっています。

展覧会フライヤー
2017年度PBL科目についてはこちらのページをご覧ください。

  • 開催日
    2018年4月2日 - 4月7日