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昭和大学メディカルデザイン研究所の未来像
プロダクトデザイン安次富隆教授が昭和大学メディカルデザイン研究所の所長に就任
昭和大学と本学は2016年10月に包括連携協定を締結して以来、積極的な連携活動を行っています。2024年4月、昭和大学横浜キャンパス内に昭和大学メディカルデザイン研究所が開所し、初代所長に本学プロダクトデザイン専攻の安次富隆教授が就任しました。
同研究所は、病院内のQOL(*)を向上させることを研究の目的としています。病院内におけるさまざまな案内、照明、待合室などのデザインを工夫し、来院される方に安心感とリラックスできる環境を提供したり、機能性だけでなくファッション性も考慮した病衣や医療従事者のユニフォームなどをデザインしたりすることで、患者さんや医療従事者のQOL向上を図ります。
また、本学の多種多様な工作機械を活用し、患者さん一人ひとりに合った自助具や外科医が自作する治具などを制作することも計画しています。加えて、同研究所でデザインされた事物の知的財産の活用も念頭においています。将来的な展望として、医術をデザインで支え、誰もが創造的で心身とも健康になれる場づくりを目指します。
*QOL・・・「Quality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)」の略称で、日本語では「生活の質」などと訳され、「生きがい」や「満足度」という意味。
安次富 隆 教授
ソニー株式会社デザインセンターを経て、1991年に有限会社ザートデザインを設立。2008年より多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻教授。情報機器や家電製品などのエレクトロニクス商品のデザイン開発、地場産業開発、デザイン教育などの総合的なデザインアプローチを行っている。
