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ファッション業界の第一線で活躍するプロフェッショナルとのフィッティング撮影ワークショップ


テキスタイルデザイン専攻の学生がデザインしたウエアを、プロのカメラマン、モデル、メイクアップクルーとともに学内スタジオで撮影。ファッションテキスタイルの魅力を多角的に引き出し、将来のデザイナーとしてのキャリアステップとする貴重な機会となりました。


撮影スタジオでの撮影の様子

テキスタイルデザイン専攻「STUDIO2」の4年生、3年生の学生たちが、自分たちのデザインしたウエアを新たな視点で表現する撮影を1月16日に実施しました。八王子キャンパスのメディアセンター特設撮影スタジオで、ファッション業界の第一線で活躍するプロのカメラマン、モデル、メイクのクルーによるフィッティング撮影ワークショップ形式で行われたものです。

同専攻では、インテリアテキスタイルを学ぶ「STUDIO1」、ファッションテキスタイルを学ぶ「STUDIO2」、テキスタイルアートを学ぶ「STUDIO3」とSTUDIO制を取り入れてテキスタイルデザインの知識や技術、創造力を学び、世界のテキスタイル業界で活躍できる人材育成を行っています。本ワークショップを実施した「STUDIO2」では、人の動作や着る行為、服と社会の関係性を深く考察し、服のデザインが持つ意味を追求します。

実践的な学びの場 プロによるワークショップで拡張するファッションデザインの可能性

今回撮影したウエアは学生たちが自らデザイン、制作し、12月に学内で開催したファッションショー「WORKING PRESENTATION」で披露したものです。撮影時はデザイナーである学生自らがスタイリングも行いました。個性豊かなウエアをプロのクリエイターとともに撮影することで、デザインに対する意識を深め、自身の作品を新たな視点で表現する、実践的な学びの場となりました。

学生たちは、撮影中、カメラマンやモデルの方々と積極的にコミュニケーションを取りながら、自身の作品のコンセプトや表現したいイメージを伝えていました。この経験を通して、自身のクリエイティブイメージを他者に的確に伝達するプレゼンテーション能力を養うとともに、プロの視点からの作品の魅力の引き出し方も学びました。

今回の授業は、デザインの概念を拡張し、ウエアを身にまとう「被服」としてだけでなく、写真というメディアを通じて、ファッションテキスタイルの魅力を多角的に引き出すことができる表現の可能性や多様性を学ぶと同時に、将来クリエイターとして活躍するステップとしても貴重な機会になりました。

今回撮影された写真は、学生たちのクリエイティブな世界観を凝縮したルックブックにまとめられる予定です。

撮影日:2025年1月16日
フォトグラファー:島津 明
モデル:竹林 さよは
ヘアメイク:MEI

Photo report
ーファッションフォトグラフィーにおけるモデル撮影の現場を写真で紹介ー

モデルが着用するウエアの準備。デザインした学生自らが行います
撮影直前、モデルの最終的なスタイリングを行います
ウエアのディテールチェック、モデルのヘアメイクなど、細部までカメラマンとスタイリングを相談します
ウエアに合わせてヘアメイクのイメージもプロのヘアメイクの方に学生自ら伝えます
ウエアのデザインイメージ、世界観にあった動きやポージングを何通りも試しながらの撮影です
ウエアの魅力が最大限に引き立つスタイリングを考えていきます
モデルのポージングによって布のドレープや陰影による美しい表情が生み出され、ウエアの魅力がより引き出されます
撮影後はすぐにモニタ―チェックを行い、納得できるショットになるまで撮影を重ねます