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【学生必聴】4月11日「教養総合講座[上野毛]」に青柳正規理事長が登壇


多摩美術大学のリベラルアーツセンターは、教養豊かな人材を流動する社会に送り出すことを目指し、芸術に関わる人間と文化の様々な問題を取り上げ、広く基礎的な教養から専門的な領域にいたる教育の推進に努めています。

その一環として、「教養総合講座」では、幅広い教養を学び、考えをより深めることを目的に、絵画・デザイン・建築・美術史など、本学教員を中心に様々な分野の専門家を毎回ゲストスピーカーとして迎えています。作品制作や研究活動について話を伺うとともに、インタビュアーとの対話を通じてより話を深め、受講者の多彩な気付きと考察につなげています。

このたび、2025年度前期に新規開講された「教養総合講座[上野毛]」の第一回授業に、多摩美術大学理事長・青柳正規が登壇します。青柳理事長は1969年に東京大学大学院修士課程修了後、ローマに留学し、1974年よりポンペイの発掘調査に参加しました。さらに、アグリジェントとタルクィニアの発掘調査でも中心的に活動し、その研究成果はイタリアで認められポルト・エンペドクレ賞やイタリア共和国功労勲章を受章しました。その後2002年から始まったソンマ・ヴェスヴィアーナでの発掘調査には、今なお研究者として取り組んでいます。また、2013年には文化庁長官に就任。現在は奈良県橿原考古学研究所所長、山梨県立美術館長、石川県立美術館長、せたがや文化財団理事長・東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京機構長等を務めています。

授業では、前半は考古学・美術史学の研究者として従事してきた調査・研究について、後半は数々の性格の異なる美術施設の長としての取り組み、そして最後は、本学理事長としてどのような大学教育を行い、人材育成を目指すのかを問います。長きにわたり活動する研究者として、そして組織のリーダーとして、多様な立場にある青柳理事長はこれまで何を見てきたのか。そして今何を思い、やらねばならないと考えているのか。これらを理事長自らが直接語り、情熱を会場と共有します。

不確実性が高まる今日、未知の課題と日々向き合うことが求められています。世界を見渡す広い視野と創造性を持つ未来の表現者育成をめざす本講座にぜひご参加ください。

教養総合講座[上野毛] 青柳正規理事長 大いに語る「ギリシャ・ローマ考古学の恩恵に浴して」

日時2025年4月11日(金)13:10~14:40(3限目)
会場多摩美術大学 上野毛キャンパス Cube206
東京都世田谷区上野毛3-15-34
登壇者多摩美術大学理事長 青柳正規
担当教員多摩美術大学リベラルアーツセンター教授 中村寛
参加費無料
座席数約170名(履修生を含む)
※定員を超えた場合は、履修生が優先となりますのでご了承ください。
問い合わせ先多摩美術大学リベラルアーツセンター(上野毛)
電話番号:03-3702-9415(リベラルアーツセンター直通)
メールアドレス:gakka-k@tamabi.ac.jp別ウィンドウリンク