GRAVITY SWAPPER

三笠 郁生

作者によるコメント

これまでにゲーム作品を課題で制作したことは何度かあるが、それらの倍以上はボリュームがあり、且つ純粋なエンタテイメントとしてのゲーム作品を卒業制作では手掛けたいと思ったことから、制作した。自らが考案した「重力を操るパズルシステム」をゲームの基盤として、それにまつわる様々な要素が盛り込まれた3Dアクションパズルゲーム。謎の施設に閉じ込められたプレイヤーは、重力を操る装置「グラビティガン」を手にし、パズルテストを解きながら施設からの脱出を試みる。

担当教員によるコメント

三笠君は、実際に自分で最初の企画からストーリーの製作、動画の作成までを行うことで、ゲームに独自の世界観を表現したいという強い意思があった。従って本作品には、テーマを選ぶ段階から実際の作品に至るまでの思考のプロセスが感じられるゲームとなっている。重力を軸としたシンプルな作品であるが、ユーザは操作するうちにその世界観の虜になり夢中になる。細部に至るまで三笠君のこだわりが感じられる不思議な作品である。またラストの映像が見事な展開になっており、最後まで必ずプレイをしてもらいたいゲームとなっている。

教授・楠 房子