次世代アントレプレナー育成事業「EDGE-NEXT」
「EDGE-NEXT」とは
文部科学省が推進する次世代アントレプレナー育成事業で、大学等の研究開発成果を基にした起業や新事業創出に挑戦する人材の育成、関係者・関係機関によるベンチャー・エコシステムの構築を目的としています。
2017年度に早稲田大学が主幹校として同事業に採択された「EDGE-NEXT 人材育成のための共創エコシステムの形成」に本学プロダクトデザイン専攻が協力。同年より起業家育成をテーマにアイデアやプロトタイプの効果的な表現力、機能面を含めたデザイン力を鍛えることを目指す連携講座を展開してきました。
2020年からは同事業の協働機関として参画。より先進的で高い総合力を有したプログラムのさらなる開発・提供を目指しています。
「EDGE-NEXT」協働機関
その他、地方自治体、企業など、国内外の29の機関が協力機関として参画し、コンソーシアムを形成しています。組織や地域、専門領域を超え、補完し合いながら多様な起業家人材の育成を図っています。
2020年からは協働機関の一員として、より一層の連携強化に努めています。早稲田大学との連携講座への他大学の参加促進、本学教員による出前講座などを通じて、デザイン、アートの要素をアントレプレナーシップ教育に導入していくことの重要さとそのノウハウを浸透させていきます。
本学が「EDGE-NEXT」で展開する主な教育プログラム
本学が設立以来培ってきた表現力、デザインにかかる専門性と、早稲田大学が有するビジネスモデル創造、チームビルディングなどの教育を融合させ、連携講座の独自性の追求と質の向上を企図し、講座の拡充を図ります。
また、デザイン教育における実践的なデザインシンキング、ビジュアルシンキング、ラピッドプロトタイピング、3DCAや3Dプリンタ等のデジタル機器を用いたモデリング、五感に訴える効果的なプレゼンテーションなど、コンソーシアム各機関の共通基盤となり得るデザイン手法を、美術教育のスキルなしでも習得可能な教育プログラムを開発し実施します。
実施体制 ※2020年現在
- 学内統括建畠 晢(学長)
- 実施責任者安次富 隆(学長補佐、生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻教授)
- 早稲田大学との連携プログラム実施責任者大橋 由三子(生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻教授)
過去の主な取り組み
両校の学生を対象に、2017年7月より7回にわたって開催。起業家育成を目的とした「ビジネスモデル仮説検証プログラム」をグループワーク形式で展開し、最終的に投資家の前でアイデアをプレゼンするなど実践的な取り組みを行いました。2018年以降もより専門性を高めた講座の実施を継続しています。