シンアイダイアログ

SheLoqProject (安中 美稀 + 菊地 美里)

作者によるコメント

シンアイダイアログは、声や視線によってキャラクターとの親愛を深められる、体験型の展示作品です。

あなたは好きなゲームやアニメに没頭している時、「あのゲームの世界にもし行けたら…」「あのアニメのキャラクターと直接話せたら…」と感じたことはありませんか?

シンアイダイアログではそのような「二次元への願望」の実現を目指し、画面上の視線の位置を取得する視線追跡や、会話の流れから適切な台詞を生成する対話型AI、台詞をリアルタイムで自然に読み上げる音声合成など様々な情報技術を用いて、二次元キャラクターとの画面を超えたコミュニケーション体験の創造に挑戦しています。

担当教員によるコメント

本作品は、さまざまな情報技術を用いて画面のキャラクターと交流できる楽しい作品である。本作品は、2名の共同企画・制作であり、視線追跡、対話型AI音声合成等のプログラミングは菊地さんが担当し、キャラクタ等のグラフィックは安中さんが担当した。画面のキャラクタとの会話は、音声での会話から始まり、
キャラクタの後ろの教室のイラストに視線を向けると、キャラクタがその視線の方向について自分から話を始め、キャラクタとの会話が弾む仕掛けとなっている。
またキャラクタ設定やストーリーもオリジナルで個性的な内容となっている。キャラクタは全員写真部の部員であるという設定で個性的で魅力的なイラストである。2名での共同制作が、見事に融合できており、情報デザイン学科の制作の集大成となる挑戦的な作品となった。

教授・楠 房子