リベラルアーツセンター

佐藤 達郎

SATO Tatsuro

教授

  • 1981年 一橋大学社会学部卒業
  • 1981年 アサツーDK(〜08年)
  • 2004年 青山学院大学大学院MBA取得
  • 2009年 博報堂DY(〜11年)
  • 2011年 多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科教授
  • 2014年 同共通教育教授

主な受賞歴

  • カンヌ、アドフェスト、クリオ、東京インタラクティブ・アドアワード、ACC賞など2004年のカンヌ国際広告祭日本代表審査員を始め、審査員としても多数に参加。

主な活動歴・所属団体等

  • 2004年 カンヌ国際広告祭日本代表審査員 ほか
  • 日本広告学会常任理事/クチコミ・マーケティング協議会国際委員会委員長/アメリカ広告学会/日本社会学会/日本消費者行動研究学会所属

研究テーマ

広告クリエイティブを中心に、広告やメディアの最新のトレンドを主に研究。カンヌを始めとする国際広告賞や国際マーケティング・カンファレンスの特徴や実務界に及ぼす影響についても研究をしている。

代表論文

“広告表現におけるクリエイティビティ”の現在~ソーシャル・クリエイティビティ、そして一回性と真正性~
本稿では、ソーシャル・メディアの台頭によるコミュニケーション環境の激変を背景に、変化を続ける“広告表現におけるクリエイティビティ”の現在について、考察した。従来の物語性 / 芸術性によるものから伝播性によるものへとシフトしたクリエイティビティを“ソーシャル・クリエイティビティ”と名付け、それをもたらすものとして、“一回性”“真正性”というキーワードを提示し、生きたクリエイティブ研究の一端を担う事を目指した。
発表年:2012年
著者:佐藤達郎
発表先:『広告科学』第57集 日本広告学会
“非広告型広告”という方法論~広告らしいカタチをしていないことの、意味と優位性~
本稿では、「消費者が広告を避けるAd Avoidance傾向」と「Talkability(話題にしやすさ)の重要性増加」を背景に、“非広告型広告”という概念で、幾つかの広告コミュニケーションを分析した。“非広告型広告”とは、「意図的に広告らしさを排除する」ことでチカラを持とうとするタイプの広告である。近年増加している「従来の広告研究の価値観では捉え難い広告コミュニケーション」に対して一定の理解のフレームを提示することを目指した。
発表年:2010年
著者:佐藤達郎
発表先:『広告科学』第53集 日本広告学会
広告コミュニケーションは、WILL中心型へ。~はじめにブランドの“意志=WILL”ありき~
本稿では、USP(Unique Selling Proposition)、STP(Segmentaion/targeting/positioning) の限界が指摘される中、広告コミュニケーションにおける新しい思考ツールとして、BRAND WILLというキーワードを提示した。BRAND WILLとは、「カテゴリーの価値に対するブランド/商品の意志=WILL(志/志向性)の表明」。BRAND WILLを中心とした広告コミュニケーションにより、“サーチする消費者たち”に選ばれやすくなる可能性を論じた。
発表年:2009年
著者:佐藤達郎
発表先:『広告科学』第51集 日本広告学会

著書

教えて!カンヌ国際広告祭 ~広告というカタチを辞めた広告たち~"
発行元:アスキー新書
発行日:2010年11月10日
自分を広告する技術
発行元:講談社 +α新書
発行日:2011年10月20日
アイデアの選び方
発行元:阪急コミュニケーションズ
発行日:2012年11月

担当授業科目

メディア論[Aクラス]/メディア論 [Bクラス]/マーケティング論 [上野毛]/広告コンセプト/広告デザイン研究ゼミ
(2023年度参考)

最終更新日: 2023年6月7日